タイトル:薔薇は紳士を惑わせる 著者:烏科ひゆ イラスト:樋口ゆうり 発行:心交社 レーベル:ショコラノベルズ・H 発売日:2005/2/10 価格:893円(税込) |
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〜STORY〜
時は大正―泉小路子爵家の嫡子・朔也は、傾いた家を救うため、かつての同級生で成上りと悪評高い鮫島泰成に援助を乞うことになる。だが朔也は昔から、圧倒的な男の魅力を放つ不遜な泰成が苦手だったし、泰成も朔也を嫌っているようだった。朔也は泰成を訪ねるが、頑なな態度を取って彼を怒らせてしまい、力ずくで抱かれ辱められる。怒りと失意のうちに屋敷に戻った朔也を待っていたのは、先回りしていた泰成の「借金は立て替えておいた」という言葉。だがその条件は、泰成の傍で“女”として働くことだった―。
〜ひとりごと〜
子爵家・嫡男×男爵家・三男
同級生 女装 ヘタレ攻
子爵家嫡男で帝大3年の泉小路朔也(いずみこうじ さくや)は、家が借金でこのままでは破産しかねないことから、父に頼まれ、かつての同級生がいる鮫島男爵家に借金を申し込みにいく。
しかし、その同級生・泰成は、いつも敵意のこもった視線を向けてくる人物で気の重い朔也だったが、あくまで借金を申し込むのは男爵だと自分を言い聞かせて男爵家に向かった。
けれど、朔也を迎えたのは泰成で、男爵が多忙なため彼自身が用件を聞くという。
口ごもる朔也だが、しかし泰成に既に用件を見抜かれており、「素直に援助を求めたらどうだ」と言われ、反発心から「…君に頭を下げに来たのではない、男爵に頼みにきたんだっ!」と断ってしまった。
そんな朔也の態度に「君に出来る仕事など、その可愛らしい容姿を生かし、湯島で客を取るくらいさ」と押し倒され、強引に体を奪われてしまう。
情事後、気を失ってしまい朔也が重い体を引きずるように自宅に戻った時には、泰成が泉小路家に融資した後だった。
泰成が、融資したことに驚く朔也に「君にしてもらう仕事が出来た。援助の金はその賃金の前払いだとでも思ってくれ」という。
しかし、その仕事は、泰成の仕事が主に外国人相手なため、彼らの気を惹くため女装しパーティに出席すること、そして彼の夜の相手だった!!
女装物です。
態度は傲慢なんですが、選んだ手段が手段だったので、ヘタレ攻にさせていただきました。(笑)
朔也は、学習院時代に泰成から敵意のこもった視線を向けられ続けていたので、彼のことが苦手でしょうがないんですよ。
泰成の家は、元は平民なのですが、父の功績から男爵の爵位を与えられたんです。
ですが、仕事で成功した者に対する妬みなどから、爵位を金で買ったと蔑まれているんです。
けれど、学業だけでなく全てにおいて優秀な面や万人をも支配する、恐ろしく美しい容姿などから、すぐに輪の中心人物となるんです。
そんな泰成に憧れにも近い思いを抱いていたにも関わらず、敵意の視線を向けられてしまった朔也は、彼に近づくことさえ出来ないんですよ。
並みの神経じゃない限り、敵意を向けられたら、いくら憧れている人物でも近づけないですよね。
ましてや、その原因さえわからないのですから。
でも、この眼差しの意味は、聞いてみると『オイオイ、それはないだろう』を言うもので、何だかかわいかったですけどね。(笑)
そんな朔也が、家の為とは言え、そんな人物がいる家に借金の申し込み行くのは屈辱ですね〜。
実際、朔也自身華族の誇りを捨てられないと一度は断ってますし。
しかし、破産して爵位剥奪だけならともかく、朔也には体の弱い妹がいるんですよ。
だから覚悟を決めていくんです。頼むのは、泰成ではなく、男爵なんだからと。
けれど、辱められた上、借金で縛られ、女装させられた挙句、夜の相手までさせられるんです。
こうやって改めて朔也がされたことを並べてみると、ヒドイですね。(溜息)
でも、でもです!!時折見せる彼の無骨な優しさに次第に惹かれていき、『女装していれば、ずっとこんな風に優しく接してくれるのだろうか?例えそれが人目を気にしての、演技であったとしても……』と思うようになるんですよ〜。
もう少し、朔也の苦悩を引っ張ってくれたら、より共感できたかな〜とも思いますが、経営手腕以外は不器用な泰成と初心ゆえに朔也の鈍感さは読んでいて、むふむふしてしまいました。
先回りしてまで、融資をした泰成の目的は?
次第に魅かれていく朔也の思いは?
〜ツボな脇キャラ〜
吉見
女形(女優さんが出てくるまでは映画などで女形が活躍していたそうです)なんですが、朔也に化粧やドレス捌き、着物の着付けなど女装するのに必要なことを手ほどきする人物なんですが、出演があれだけなのが惜しかった。(笑)
なかなか鋭い人で、ちょっとした言葉や態度なんかで、相手の心を見抜いています。
その鋭さで、泰成をやり込めてる所がね、ふふふ・・・楽しかった!!(爆)
なので、最後に彼に出てきてもらってひとこと言って欲しかったな〜なんて思っちゃいました。(苦笑)
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