2007年12月22日

【白き褥の淫らな純愛】
 鈴木あみ ill:樹 要


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タイトル:白き褥の淫らな純愛
  (遊郭シリーズ 7)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2007/12/19
価格:580円(税込)

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〜ひとりごと〜を読む
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2007年04月29日

【媚笑の閨に侍る夜】 鈴木あみ ill:樹 要


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タイトル:媚笑の閨に侍る夜
      (遊郭シリーズ 6)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2007/4/20
価格:580円(税込)

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〜STORY〜
売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」。女王のように驕慢な美貌を持つ玉芙蓉は、お職を張るほどの売れっ妓でありながら、何故かろくでなしの客に貢いでは捨てられる日々。借金が嵩み、ついに見世の顧問弁護士・上杉の執務室へ呼び出される。
「どうしてあなたはそんなに男の趣味が悪いんですか」
「もっとましな男って、たとえばあんたみたいのかよ」
眼鏡の奥で皮肉に微笑む彼を、意趣返しに誘惑しようとする玉芙蓉だったが…。
大人気・花降楼シリーズ第六弾!

〜ひとりごと〜を読む
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2006年12月24日

華園を遠く離れて


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タイトル:華園を遠く離れて
      (遊郭シリーズ 5)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2006/12/19
価格:560円(税込)

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〜STORY〜
遊郭から旅立った色子達[綺蝶・蜻蛉・忍・椿・蕗苳]の甘い生活とは?
売春防止法が廃止され、一等赤線地区として復活した吉原の男の廓・花降楼。見世で妍を競った蕗苳、綺蝶、蜻蛉、忍、椿たち五人は、やがて切っても切れない絆で結ばれた伴侶とともに遊里を後にした。奈落から昇りつめた彼らの、その後の暮らしとは?蜜のように甘く濃厚な愛慾の日々を描ききる、大人気・花降楼シリーズ第五弾!!

〜ひとりごと〜

 =恋路 <旺一郎×蕗苳 編>=
  幼馴染の旺一郎に身請けされた蕗苳は、実家の旅館長妻を再建させるため、そして旺一郎の大学の学費を稼ぐために安アパートに住み2人で必死に働いた。
  そうして、旺一郎は大学に戻り、長妻旅館のオープンの日をようやく迎え・・・。

 =弄花 <蘇武×忍 ・ 御門×椿 編>=
  『貴晃(たかあき)様に、少しでも温かく暮らしてもらえるように』と、昔からいるお手伝いに料理を習い、取れたボタンをつけるなど繕いものをし一生懸命蘇武に尽くす忍。
  けれど、蘇武が色子を身請けしたことが気に入らない蘇武の伯母は、忍に対して当たりがきつかった。
  その日も休日出勤で蘇部が出かけた後、伯母から電話があり蘇部が見合いをすると言う。今までにも何度も見合いを持ってきてはいたのだが、蘇武が相手にしなかった。しかし、今度は「写真を見て気に入ったみたいだ」と上機嫌で忍に告げてくる。
  蘇武を信じたいと思う半面、自分に自信のない忍は不安になっていた。
  そこへ、忍を訪ねて椿が現れ・・・。

  椿は、御門の誕生日を祝おうと「今日は早く帰ってきてね」と早い帰宅を促し、準備に余念もなかった。
  なのに御門が帰ってきたのは日付も変わる頃、しかも自分の店とはいえ、銀座のホステスに誕生日を祝ってもらい香水と酒の匂いをさせて帰ってきた。
  すっかり、拗ねてしまった椿は、「実家に帰らせていただきます」と飛び出すが・・・。

 =溺愛 <綺蝶×蜻蛉 編>=
  綺蝶が蜻蛉を身請けしてから半年、蜜月を過ごしていた二人だったが、蜻蛉は未だに短髪になった綺蝶になれることが出来なかった。
  そして、互いが互いの過去にも嫉妬してしまっていた。
  そんな時、綺蝶の水揚げの時からの客で綺蝶の従兄弟でもある東院(とういん)が、訪ねてきた。
  東院が来ただけでも気分が悪いのに、綺蝶のいない隙に散々不安を煽られ、蜻蛉は考えこんでしまい・・・。


 “恋路 <旺一郎×蕗苳 編>”
  兄に裏切られ、『花降楼』に売られて辛い思いもしたけれど、お客さんとの関係においてのことだけをとると五人出てきた色子の中ではやっぱり蕗苳が一番ラッキーだったんじゃないかなぁと思います。(笑)
  そして、旺一郎が旅館を買い戻してくれていたけれど、それだけみたいだったのでどうなるのかなぁと思っていたので、とにかくオープンまでこぎつけることが出来て良かったなぁと。
  旺一郎が東京の医大に通っているので、いつでも一緒にいられるわけではないけれど、とりあえず安心することが出来ました。
  まだまだオープンにこぎつけただけなので、今回のような事件は起こるだろうし、蕗苳が言うように兄が帰ってきたらというのもあるだろうけど、その時には蕗苳も成長しているだろうし、旺一郎も今度は権力も手に入れている筈だからきっと大丈夫でしょう。(笑)
  でも、兄が帰って来た時のエピソードも読んでみたいなぁと思ってます。(笑)

 “弄花 <蘇武×忍・御門×椿 編>”
  いやいや、さすが椿というべきでしょうか、娑婆に出てきても皆を巻き込んで騒動を起こしてくれてますね〜。(笑)
  けれど、椿にはこの位元気でいて欲しいですね。御門もそれを受け止める器量も持っていますしね。(笑)

  もう、忍のことは駄目ですね〜。彼が泣くとこっちまで貰い泣きしてしまいますよ。(笑)
  相変わらず、控えめで蘇部のために一生懸命つくしてるんです。
  そして、控えめ故に今度は本当に苛められるんですよね〜。(笑)
  忍は、親に捨てられているので、いらない人間だと思われるのが最も恐ろしいんですよ。
  だから、蘇武を信じてはいるんですけど、平凡な自分は捨てられてもしょうがないと恐ろしくて恐ろしくてしょうがないんです。
  あぁ、また忍の話になると長くなってしまいますね。(笑)

 “溺愛 <綺蝶×蜻蛉 編>”
  綺蝶に身請けされて、半年まだまだ新婚さんの二人なんですが、東院が意地悪するんですね。
  それは、東院にとって蜻蛉は『何だか苛めたくなる』というからかい程度なんですが、それでなくても良く思っていない東院からそんなことを言われた蜻蛉は内心落ち込んじゃうんですよ。
  けれど、そのお陰(?)で蜻蛉のかわいい決心が読めて楽しかったですけどね。(笑)

 短編集なので、さすがに物足りなさ感は否めないです。 もう少し読みたいと欲が出てきちゃうんですよね。
 けれど、その後を気になっていた身としては彼らの娑婆での生活(笑)が覗けて楽しかったです。

〜ツボな脇キャラ〜
 東院

 綺蝶の水揚げの時からの客。
 このままじゃ、蜻蛉の身が持たないので是非とも彼にも良い人をお願いしたいと思います。(笑)



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2006年12月23日

婀娜めく華、手折られる罪


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タイトル:婀娜めく華、手折られる罪
      (遊郭シリーズ 4)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2006/07/19
価格:580円(税込)

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〜STORY〜
吉原にある男の遊郭『花降楼』に売られた椿は、やがて十八になり、いよいよ水揚げ(初めての客をとる)の日を迎える。大勢の男達が争う中、大金を積んでその権利を競り落としたのは、広域暴力団組長・御門春仁だった。
御門はその後、椿の許に通ってくるようになる。財力を背景に、鷹揚に椿の贅沢を許し、我儘を楽しむかのような御門に、椿は…。
大人気!花降楼シリーズ第四弾!

〜ひとりごと〜
 色子×広域暴力団御門組・若頭

 チンピラの父親が、博打と麻薬に溺れたあげく、組の麻薬を横流しした。そして、それが発覚した時、自身の保身の為に妻と息子を売ったのだ。
 どこかに売られボロボロになるまで体を使われた後、内臓まで売るという算段をつけられ、その通りにされようとするすんでのところに現れた本部長と呼ばれる男に「金持ちに売ってくれ」と椿は、懇願する。
 椿の目を気に入った本部長と呼ばれる男は、「男が身売りする店としちゃあ天辺だろうぜ。――そこへおまえを売ってやる。――ただし どうせ行くならお職になれ」と唆す。
 そして「いい妓になったら抱いてやるよ。楽しみにしてるぜ」と言った。
 あれから六年、水揚げの日を迎えた椿は、自分を水揚げする相手がヤクザだと聞いて拒んだが、楼主には相手にされなかった。
 そして、目の前に現れたのは、あの時椿を『花降楼』に売った本部長・御門春仁(みかど はるひと)だった。
 憤る椿に「水揚げが怖くなったのか?」と挑発する御門。
 確かに「どうってことない」と本気で思ってはいたが、どうしても体の震えを止めることができなかった。
 しかし、それを認めるのは負けを認めることと同じとつっぱってみせる。
 けれど、椿は気になっていた。六年前の御門にあった陽気さが全くなく、今はどこか暗く乾いて見えたことを。


 遊郭シリーズ 第四弾は、前作『夜の帳、儚き柔肌』で忍に意地悪(?)をしていた椿のお話です。

 椿は、自分を廓に売り飛ばした男・御門に水揚げされるんです。
 その後も何度も椿の元に通ってくるんですが、仇ともいう男に買われる皮肉に、いつもつっかかっていくんですけど、「俺を惚れさせるくらいになれ」と挑発されるんですが、普段客に使う手管も使えないんです。
 そこにはまだ椿の気付けない心情も反映されてしまってるんですけど、気付いてないからこそ、椿はいつもなんで手管を使えないんだろうと思っているんです。
 その代わりみたいに、忍に「かわいそう」と言われるくらい、御門に散財させてますけどね。(笑)
 そして御門の左手薬指にある指輪。関係ないと思っていても気になってしまうんです。
 愛し合って結婚した筈の父が母と自分を売ったことで“愛”を全く信じられずにいる忍は、妻のいる身で吉原に通ってくる御門に苦い思いを感じています。
 綺蝶にさえ憎まれ口を聞いて、『今日こそ勝てたと思ったのに』と悔しがる椿は、なかなかの強者ですが嫌いではないですね。こんな子も。たまには、鼻の頭をピンと指で弾いてやりたくなるかもしれませんが。(笑)
 けれど口程悪い子ではないんですよ。ただ、気が強く負けず嫌いなだけなのと、ここまで気丈に振舞うのには、売れっ妓になってお金を貯め、離れ離れになった母に楽をさせてあげたいという思いもあるからなんですね。
 忍の言う通り、憎めない子で、思った通りの子だったので安心しました。(笑)
 そして、御門。この人は、大人です。
 忍がどんなに我が儘言おうが、悪態つこうが、笑っていられる懐の深い人なんです。
 それは、彼が辛い経験を沢山してきたからこそのものでもありますし、その我が儘なくらい元気な椿に安堵さえしてるんです。
 そんな人なので、椿も何とか唸らせてやろうと、あの手この手で嫌がらせするんです。(笑)
 そのお陰(?)で椿の部屋は、凄いことになってしまってます。(笑)
 最後には、豪快でもの凄いことをやってみせてくれますしね。

 前作で椿が忍にした意地悪の真相もわかりますので、是非確かめてみてください。(笑)

 ずっと仇として憎んできた椿の振り上げた拳は?
 左手の薬指に指輪をつけた御門が、自分が売った椿の元に通い続ける意味は?
 御門がやってみせたこととは?

 

〜椿の改装した部屋の皆の感想〜

 鷹村「こんな下品な部屋にしていいと言った覚えはありませんよ……!!」
 綺蝶「悪趣味な座敷」
 御門「おまえらしくていいんじゃないか」「ぎらぎらしたところがそっくりじゃないか」

 “下品”で“悪趣味”で“ぎらぎら”した部屋がどんな部屋か読む前に想像して楽しんでみてください。(笑)


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2006年12月22日

夜の帳、儚き柔肌


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タイトル:夜の帳、儚き柔肌
      (遊郭シリーズ 3)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2005/11/18
価格:620円(税込)

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〜STORY〜
捨て子だった忍は、男の遊廓・花降楼の楼主に拾われ、色子として働くようになるが、おとなしい顔立ちと性格のため、客がつかず、いつも肩身の狭い思いをしていた。そんなある日、名家の御曹司で花街の憧れの的・蘇武貴晃とふとしたことから知り合い、一夜をともにしてしまう。二度と逢うこともないと諦める忍だが、彼はその後も忍の許へ通うようになった。贅沢な贈り物をされ、濃密な愛撫に溶かされるうち、次第に彼に惹かれていくが…!?綺蝶&蜻蛉の番外編を収めた花降楼シリーズ第三弾。

〜ひとりごと〜

 =夜の帳、儚き柔肌=
 娼妓×御曹司

 3歳の頃、吉原に捨てられた忍は、『花降楼』の妓楼主に拾われる。
 周りにはものにならないと反対されたが、「人の好みは色々だから」と拾ってくれた楼主に感謝し、忍も頑張ろうと思うのだが、引っ込み思案が災いし、水揚されてから1年たつが、お茶挽きをしていることが多かった。
 傾城の綺蝶に励まされたこともあり、張り見世でいつもは隅っこにいる忍だが、勇気を出して前に出てみた。
 そして、通りかかった人に笑いかけてみたが、素通りされる。
 それを見ていた同朋の椿に「蘇武(そうぶ)グループの御曹司で特定の馴染みを持たないことで、吉原の売れっ妓たちが血道をあげている人。いくらなんでもあれは高望み」だと諭されてしまう。
 その夜更け、部屋へ戻ろうとした忍は、咳き込み苦しくて庭へ下りる石段に座り込んでしまった。
 そこへ「大丈夫か?」と声をかけてきたのが、蘇部だった。
 そういう彼こそ怪我をしていたのだが、持っていた風薬を分けてくれ優しくしてくれた。
 引っ込み思案で、お茶挽きばかりしている忍に、そんな優しくしてくれた人は始めてで別れがたくなった忍は、手当てを理由に『花降楼』の客ではないだろう蘇部を自分の部屋に上げてしまった。
 手当てをしたり、おしゃべりしたりで楽しいひと時を過ごしたのだが、ふいに蘇部が忍に触れてきた。
 綺麗な蘇部から、あまり言われたことのない労わりの言葉や「かわいい」と言ってくれるのに、客でもない人と体を合わせることに厳しい遊郭の戒律を破ってまで関係を持ちたい望んでしまった忍。
 数日後、正式な手順を踏んで自分の馴染みになってくれた蘇部に嬉しさを抑えられず、やがてその気持ちは恋へと変化していくのだが・・・。

 =愛で痴れる蜜の劣情=
  (めでしれる)
  ある頼みごとを蜻蛉にした綺蝶。
  その条件として、「何でも言うことを聞く」と約束したのだった。
  その答えを聞きに蜻蛉の部屋に来た綺蝶だったが・・・。


 遊郭シリーズ 第三弾です。
 そして=夜の帳、儚き柔肌=に、番外編=愛で痴れる蜜の劣情=の二部構成です。

 はぁ〜、久しぶりに涙涙でした〜。
 エピローグから、うるうるです。
 忍はけなげと言うか意地らしいと言うか、ぎゅうぎゅう抱きしめてあげたくなりました。
 自分の性格にも容姿にもコンプレックスを抱いているので、張り見世でも後ろの方にいてお客を誘うこともできないし、ひとりだちしたら晩御飯は、自分を呼んでくれたお客さんに食べさせてもらうというのが、常識なのに自分みたいな地味な色子を買ってくれたお客さんにこれ以上お金を使わせることなんて出来ないと言えなくて、いっつもお腹を空かせてるんです。
 そんなだから、同輩にも意地悪されて、でも綺麗だったら我が儘なのも仕方ないと許し、綺麗な同輩に憧れてまでいるんです。
 そんな忍なので、私のように『意地らしいわ〜』とグリグリなで回したくなる方と、『いじましい』とうっとうしく感じられる方の二つに分かれるんじゃないかなと思います。
 でもね、朝ごはんは、ごはんとお味噌汁しか出ないんですね。おかずが欲しい人は、花代の何割かが貰えるのでそのお金で買うシステムらしいんです。でもお茶挽き(一晩中客がつかないこと)ばかりで手元にあまり持っていない忍は我慢してるんですよ。で、「もしお客さんがついたら、明日はお魚買おう」とか「今日食べられなかったから、昆布のお漬物も」(大好物の昆布のお漬物を同輩に盗み食いされちゃったんです)「(昆布のお漬物までは)ちょっと贅沢かな」とか、張り見世でかわいいこと考えてるんですよ。切実なんでしょうけど、もう、かわいくてかわいくて、たまらなかったです〜。(笑)
 綺蝶も気に掛けてるんだったら、たまには何かあげてよ。と思わぬやつあたりをしたくなる程でした。(苦笑)
 意地悪しちゃう子もほんとは忍に「がんばれ!!」って言いたいんだけど、ついつい見ていられなくてキツイこと言っちゃうんでしょうね。
 そんなことをされても忍は、「でも、がんばろう」って口癖のように言ってほんとに頑張っているんです。
 こんな忍なので肩入れしすぎちゃって、もう涙ポロポロでした。
 ああ、ごめんなさい。つい力が入っちゃって、お話が大筋からどんどん離れていっちゃってますね。
 ではでは、お相手の蘇武貴晃(そうぶ たかあき)さんのことに。
 彼は名門の出なのですが、肉親の愛情に恵まれなかったため人に深入りできないでいるんです。
 ほんとは、寂しくてしょうがないにも関わらずにです。
 だから、誰にでも優しく(いい顔ともいう)するんですけど、結局それが、馴染みを作らないということにも繋がっているんです。そんな蘇部が忍の優しさに癒されるんですが、誤解から忍にもを作ってしまうんです。
 忍は、蘇部の壁を感じ取っていて、すぐに自分に飽きて来なくなる、だから今だけは、という思いから、蘇武は忍に癒されながらも人に深入りできない自分と忍の色子の仕事から信じることができないんです。
 そしてあるものをつかみ掛けた忍には、悲しい出来事が待ち構えているんです。

 私が読みながらずっと思っていたことを、『愛で痴れる蜜の劣情』の中で綺蝶が代弁してくれています。忍をかわいいと思った方は、「なんか……もうちょっとあいつの人生にも、いいことあってもいいんじゃないかと思えてさ」と皆さん思われていたんじゃないでしょうか。
 私は、大きく頷きながら読んでました。
 好き嫌いの真っ二つに分かれる作品だと思いますが、忍に好感を持たれました方は、読んで損のない作品だと思います。
 シリーズものではありますが、主人公がそれぞれ違いますので、この作品だけでも大丈夫です。

 蘇部の壁が取り払われる時は来るのか?
 2人を待ち構えている悲しい出来事とは?
 皆が心配する忍は、幸せになれるのか?


〜ツボな脇キャラ〜
 椿

 忍と同期の色子で、忍とは、対照的に華やかな容姿を持ち、売れっ子なんですが『うわ〜、そこまで言うか』と言う位、辛辣な言葉を吐きまくりです。
 けど、それは心配なのと、容姿だって悪くないのに大人し過ぎる忍にイラだってついつい滑り落ちてしまう言葉なんだと思うんです。
 因みに忍の大好物の昆布のお漬物を食べたのはこの人です。(笑)
 一応、彼なりにフォローしたつもりなんですが、何事にも控えめな忍には気付いてもらえず、きっと心の中では後悔してたんじゃないかな〜と思っています。(苦笑)



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2006年12月21日

愛で痴れる夜の純情


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タイトル:愛で痴れる夜の純情
      (遊郭シリーズ 2)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2004/10/16
価格:540円(税込)

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〜STORY〜
売春が公認化されて十数年経ち、遊里としての姿を取り戻した吉原。蜻蛉と綺蝶は、男の遊廓である花降楼で双璧と謳われている傾城だ。だが気位が高く「お姫様」とさえ称される蜻蛉と、彼とは正反対に気さくな綺蝶は犬猿の仲とまで言われていた。しかし、そんなふたりも花降楼に来たばかりの頃は夜具部屋を隠れ家に毎日逢瀬を繰り返すほど仲が良かったのである。ふたりの関係はいったい…?花降楼を舞台とするシリーズ第2弾。

〜ひとりごと〜
 傾城×傾城

 裕福な家庭に育ったが、家の対面を守るため祖母から疎まれいた尚(しょう)は、男専門の郭だが、吉原でも指折りの高級娼館『花降楼』に12歳で売られてしまった。
 そうして尚は、蜻蛉と名付けられ、『花降楼』の禿(かむろ)になるのだが、そこで同じ禿の綺蝶(きちょう)に、出逢った時からからかわれ続けていた。
 腹も立つけれど、ガラス玉みたいな茶色い瞳と染めたわけでもないのに茶色の髪にふとした瞬間見とれてしまっていた。
 いつしか、いつも2人でいる程仲良くなったのだが、綺蝶が水揚げされた頃からその関係は変わってしまった。
 それは、2人が『花降楼』の傾城を争うようになっても変わらず、犬猿の仲と言われるようになってしまっていた。
 お互いを意識しながらも、仲を修復できずにいたある日、蜻蛉が襲われて・・・。

 『君も知らない邪恋の果てに』に続く、遊郭シリーズ第2弾です。

 大変人気のあった二人だそうですが、前作の時にもお話したのと同様、内容が内容だけに重い気持ちで読み始めました。
 遊郭のお話ですし傾城なので、どうしても避けられないであろうお客さんと体を交わすシーンがね。どうしても気が重くて・・・。
 やっぱり、そういうシーンも出てきます。けれど、ホントにチラッとだけだったのと、必ずフォローもありましたし、2人の性格からでしょうね、思った程、辛くならなかったので助かりました。(苦笑)
 今の立場から、どうにも出来ないジレンマとすれ違ってしまった想い、子供の頃の2人が仲が良ければ良い程、せつなくなりました。
 綺蝶の水揚げの時の蜻蛉は、読んでいてとても辛かったです。
 逆に綺蝶が蜻蛉にしたことには、「でかした!!綺蝶」と大変なことなのに喜んでしまいましたけどね。(笑)
 花降楼の屋根に登って2人でした約束
 口を聞かなくなってしまってからでも、その約束を心の支えに蜻蛉は頑張るんですよね。
 子供だったから出来た約束で、叶えられないであろう約束だとわかっていてもなんです。
 『お姫さま』と一見澄ましていてお高くとまっている蜻蛉なんですけど、この子供の頃のエピソードを読むと彼の本質がホントは不器用なだけだということもわかってかわいさ倍増でした。(笑)
 逆に綺蝶は、誰とでもすぐに仲良くなれるような明るい性格なんですけど、彼の生い立ちはとても過酷なものなんです。『花降楼』を天国と言える程。
 そして、綺蝶には蜻蛉と犬猿の仲と言われるようになった本当の原因がわかっていないので、どうしていいのかわかなくて嫌味のようなことをからかうようにしか言えなくなってるんです。
 その状況が、蜻蛉が襲われたことで、少しの変化をもたらすんです。
 蜻蛉がね、かわいくってにまにましてしまいます。(笑)


 2人がすれ違ってしまう要因となった出来事とは?
 2人でした約束とは?
 蜻蛉を襲った犯人の目的は?
 傾城を争う2人の未来は?


〜ツボな脇キャラ〜
 鷹村(たかむら)

 『花降楼』の遣り手(廓のさまざまな実務を取り仕切り、色子や禿たちの世話や教育をする者)。
 蜻蛉と綺蝶が、いずれ傾城をはるようになるだろうというのもあるんでしょうけど、2人が夜具部屋で話をしたりしているのを見てみぬふりをしたり、かなりの目こぼしをしていたらしいです。
 最大のミスも保身の為もあったかもしれないけれど、見逃したのは「なかなかやるな〜。」と関心しました。
 座敷楼のシーンも。これは、鷹村が蜻蛉と綺蝶の背中を押したんじゃないかな〜と密かに思っていたりします。(笑)



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小説xxxxx224作品 コミックxxxxx104作品 UP中




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タイトル:愛で痴れる夜の純情
原作:鈴木あみ
発売元:フィフスアベニュー
発売日:2006/12/22
価格:3,000円(税込)
〜キャスト〜
蜻蛉:緑川 光
綺蝶:平川大輔
鷹村:遠近孝一
東院:川原慶久
岩崎:谷山紀章
玉芙蓉:遊佐浩二
楼主:成田 剣

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2006年12月19日

君も知らない邪恋の果てに


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タイトル:君も知らない邪恋の果てに
      (遊郭シリーズ 1)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2004/06/18
価格:540円(税込)

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〜STORY〜
売春が公認化されて数年。中学を卒業した長妻蕗苳は、兄に命じられ、借金返済のために吉原の男の廓・花降楼へ売られていくことになった。そんな蕗苳が吉原へ発つ前日。憧れていた伊神旺一郎に告白され、ふたりは駆け落ちをするが、兄に邪魔されてしまう。そして月日が流れ、蕗苳の水揚げが決まったある日、花降楼に旺一郎がやってきて蕗苳を水揚げするが、指一本ふれず…。はたしてふたりの恋の行方は。

〜ひとりごと〜
 老舗旅館・次男×使用人の息子
 幼馴染 下克上

 売春が公認された現代。
 兄の放蕩で傾いた旅館の借金返済の為、長妻蕗苳(ながつま ふき)は吉原に売られてしまった。
 嫌がる蕗苳に「親父の生命保険で借金を返す」暗に父を殺すと言って脅す兄。
 諦めるしかなかった蕗苳を、吉原に売られる前日の夜、子供の頃から憧れ続けた伊神旺一郎(いかみ おういちろう)が、迎えに来てくれた。「俺と逃げてくれ」と。
 父のことを思い躊躇しながらも、旺一郎に告白され駆け落ちした蕗苳だったが、兄にまたもや脅されてしまった。
 「旺一郎の将来をめちゃくちゃにする気か?」と。
 幼い頃に母親が亡くなり、医者になることを目指していた旺一郎は、最高峰の大学の医学部に受かったばかりだったのだ。
 自分のせいで彼の未来を潰すわけにはいかないと、旺一郎に酷い言葉をぶつけ戻ることを告げる蕗苳。
 そうして、遊郭『花降楼』(はなふりろう)という男専門の郭だが、吉原でも指折りの高級娼館に売られた。
 それから2年後、18歳になり客を取れる年になった蕗苳の水揚げが決まった頃、花の宴(客を招いた花見)に旺一郎が姿を見せる。
 逢えた喜びに瞳を潤ませる蕗苳に、旺一郎は蔑んだ眼差しを向け侮辱したのだった。
 数日後、旺一郎は、傾城(けいせい/花魁)の客として現れた。
 このことは、蕗苳に激しい衝撃を与え、色子に二股をかけることの許されない客は、今後一切、旺一郎が自分を買うことはないのだと涙に暮れる日々を過ごすことになってしまう。
 そうして水揚げの日が訪れ、蕗苳は水揚げ客・山藤の元に向かう。


 望む、望まざるを得ず、uke.gifが、多数と関係を持つというお話が苦手の私は、購入しながらもその内容故、ずっと本棚の奥にしまい、見ないふりを続けてきました。しかしシリーズは買い続けてました。(『だったら何で買ってたんだ!』というツッコミはナシでお願いします。笑)
 ですが、今月またシリーズの新作も出ることだしと思い切って読むことにしました。(笑)

 蕗苳の兄・浩継には、腸が煮えくり返りました。
 蕗苳も言ってますけど、そんな狡猾さがあるのなら、何故、旅館経営に活かさなかったんだともう暴れたくなりましたよ〜。

 蕗苳と旺一郎が出逢ったのは、蕗苳が9歳、旺一郎12歳の時なんです。
 蕗苳は、一目で旺一郎を気に入って、でもその感情の示し方がわからなくて、試すようにわがままばかり言ってしまうんです。
 子供らしいかわいさなんですけど、そのことで旺一郎から嫌われていると思っているんです。けれど、告白されたばかりか「俺と逃げてくれ」と言われるんで、初めは戸惑うんですね。
 そのお昼間にも、旺一郎の姿を見れ少しだけ話でができ、この先はもう逢えないかもしれないからとそれだけのことに喜びを感じていただけに蕗苳は、喜びも大きく駆け落ちを決心するんです。
 けれど、兄に脅され、父親のため、旺一郎の未来のために泣く泣く色子になることを決断するんですよね。
 ついつい、憎まれ口を叩いたりしちゃうんですが、基本的にはすごくけなげでかわいい子なんです。
 そうじゃなかったら、今の時代、納得ずくで身売りする子なんて、そうそういないですもんね。
 なんせ、1度は逃げ切ってるわけですから・・・。

 旺一郎も自分の夢を捨ててまで、駆け落ちしようと覚悟したんですから、けなげですよね。
 でも、蕗苳から酷い言葉を浴びせられ、変わってしまうんです。
 20歳やそこらで、吉原でも指折りの高級娼館に来れるまでの財力と人脈を築いたんですから、当然、大学も行かず何かしらの方法で稼いだんですよね。
 それは、並大抵のことではない筈ですよね。

 水揚げされた蕗苳は?
 旺一郎が『花降楼』に通うわけは?
 旺一郎の財力と人脈の源は?


〜悪魔の囁き〜

 「あんまし大森組を甘くみないほうがいいぜ。逃げ切れると思ってるんだろうが、あそこは全国組織だ。ちょっと目立つことでもしたら、すぐ見つかっちまう。息を潜めてこそこそくらさねーとな。最高峰とも言われる大学の医学部まで受かった旺一郎に、おまえそういう暮らしさせるわけ?それになにより、見つかったが最後、旺一郎は殺されるぜ?
  大金のかかった大事な商品のおまえを盗んでにげたうえに、組の若いの何人も病院送りにしたんだからな。勿論旺一郎の親父もただじゃ済まねえ。旺一郎の親父、うちの親父、そして旺一郎……と、三人も殺しておまえ平気なのか?俺だってそういう皆殺しみてぇのは好きじゃねーけど、うちに来てる借金取りの奴ら、俺にだって抑えられやしねーんだからな」



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タイトル:君も知らない邪恋の果てに
原作:鈴木あみ
発売元:フィフスアベニュー
発売日:2006/6/23
価格:3,000円
〜キャスト〜
長妻蕗苳:下野 紘
伊神旺一郎:大川 透
蜻蛉:緑川 光
綺蝶:平川大輔
山藤:浜田賢二
楼主:成田 剣
浩継:田中一成
花梨:佐藤雄大

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posted by 零 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴木あみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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