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タイトル:渇望の部屋 著者:秀 香穂里 イラスト:水名瀬雅良 発行:海王社 レーベル:ガッシュ文庫 発売日:2006/7/28 価格:590円(税込) |
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〜STORY〜あんたと、したいんだよ。挫折を知らないトップモデルの入江草一は、ある日一枚の服に魅せられる。
そのブランドの専属になってやろうと自信たっぷりにソノデザイナー・椎名剛士の元を訪れた草一。しかし喜んで自分を受け入れてくれるだろうという思惑はことごとく裏切られ、椎名は傲慢かつ不遜な態度で草一のプライドを崩してきた。
「きみの肌は感じると艶を増すな」
採寸してきた椎名に淫猥に身体を嬲られ、草一は屈辱を味わわされる。けれど草一の身体は心を裏切り、強く椎名を求めて――?
〜ひとりごと〜 モデル×デザイナー
年の差(6歳) 眼鏡攻め
『渇望の部屋』『熱情の部屋』の2部構成です。
=渇望の部屋= トップモデルの入江草一は、向かう所敵なしの自分に酔い天狗になっていた。
偶然セレクトショップで見かけた、目の覚めるような鮮やかな色彩、デザインに魅せられる。
そしてそのデザイナーがフランスで活躍する日本人デザイナーで日本進出にあたり、イメージモデルを探していると知る。
応募すれば、間違いなくイメージモデルは自分に決まると核心している草一は、意気揚々とオーディションに向かう。
しかし、そこで待っていた日本人デザイナー・椎名剛士(つよし)は、自分がモデルをやった方がいいんじゃないかという美丈夫で気品も身につけた男だった。
その椎名に、「賭けてもいい、パリじゃきみみたいな天狗は通用しないね。」と辛辣な言葉を投げつけられ、愕然とする。
プライドを粉々にされ、体を見せろと下着1枚にされ骨格を見ると触られた草一は、不覚にも椎名の手に感じてしまい、それを悟られた椎名と体の関係を持ってしまう。
どんどん椎名に魅かれていく自分と椎名の余裕。コレクションが終わればこの関係も終わるのか?と諦め半分にいた草一は、椎名に掛けた電話から椎名を呼ぶ男の声を聞き・・・。
=熱情の部屋= 所属するモデル事務所『ジェシカ』に、草一宛ての嫌がれせの手紙が送りつけられることが続いていた。
それが段々エスカレートしていき、椎名がデザイナーを勤める『seena』のコレクションが近づく今、コレクションに影響が出るのではないかと草一はピリピリしていた。
そしてその狂気は、草一自身に向けられて・・・。
天狗で高飛車なモデルと自信に裏づけされた
傲慢デザイナーの
甘々なお話です。
問題が起きてもすぐ解決してしまいますが、特に物足りなさを感じることもなく楽しく読めました。
草一は、始めは
『小さな仕事は蹴る。オーディションには遅刻する。業界で話題のデザイナーの名前すら覚えていない』と、とっても
ヤなやつです。
それが、椎名にプライドを粉々にされ
潜在的に抱えてきた不安を暴きたてられることにより、自分の弱さを知ると共に認めることができるようになります。そして椎名に触発され、今より
高みを目指すようになっていきます。
椎名も
「僕を踏み台にしてでも先に進みたくないのか」と言ってしまえる、イイ男です。
草一も言っていますが、相当、自信がないと言えないですよね、こんな言葉。
お互いを高めあえる関係、ステキでした。
何だかんだ言いながらも甘々の2人は、読んでいて微笑ましかったです。
椎名の電話から聞こえてきた男の正体は?
草一に陰湿な手紙を送ってくる人物とは?
無事、コレクションを開催できるのか?〜草一のイタイ言葉と妄想〜 「なんだ、こいつは。こんなにも偉そうな男は、俺以外に見たことがない」 「椎名が、誰かを抱くとしたら、どんなふうなのだろう」 と、妄想しちゃったことで、自分で自分の首を絞めることになっちゃいました。(笑)





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