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タイトル:ラヴァーズ・ポジション 著者:水名瀬 雅良 発行:徳間書店 レーベル:CHARA COMICS 発売日:2006/6/24 価格:560円(税込) |
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bk 1〜STORY〜「オマエが望むならつきあってやってもいいぜ」
高校時代の憧れの先輩・隼人(はやと)の失恋に乗じて、
押しかけるように恋人になった潤(じゅん)。
隼人は激しく抱いてはくれるけど、
潤の連絡先ひとつ気にしてくれない。
俺は恋人の身代わりでしかないんだろうか…。
自信が持てない潤の前に、ある日、
隼人の昔の恋人と名乗る男が現れて!?
〜ひとりごと〜 『ラヴァーズ・ポジション』と『LOVE DAMAGE』の2部構成。
〜ラヴァーズ・ポジション〜
大好きな人の傍らには、いつも綺麗な人(男)がいた。自分には手の届かない人だとあきらめていたのに、その人と別れ泥酔した先輩・隼人が、「側にいてくれ・・・」と縋りついてきた。
正直「チャンス」だと思った。
勢いのまま体を重ね、付き合うことに・・・。
その負い目があるから、あの人の変わりでいいと思った。だって、隼人は、自分の勤め先はおろか、住んでいる場所さえ聞いてくれないのだから・・・。
怯えながらも離れられないでいる潤。そんな時、元カレからの電話で飛び出していった隼人は、朝にになっても帰ってこなかった上、これまでも会っていた様子。電話で謝ってくれたものの、友達がトラブルに巻き込まれて自分もゴタゴタするから連絡もあまりできないし、家にも来るなと告げられて・・・。
潤は、自分が元カレの身代わりだと思いこんでいるもんだから、不満があっても決定的になるようなことは言えないんですよね。それでも、離れることが出来ないんだから、かわいそうだけどどうしようもないですね。
それにしても、半同棲のようなものとは言え、恋人の携帯以外聞かないってあんまりだ。住んでる場所さえ気にもとめてないんですよ。普通なら、考えられない。これじゃあ潤が、元カレの身代わりと思い込んでもしょうがないですよね。
隼人にしてみれば、家に帰れば潤がいるのが当たり前のような状態で、問題が起こった時は聞けばいいと思ってるのかもしれないけれど、
恋人の基本的なパーソナルデータぐらい気にしてよ〜。(ゼェゼェ、ふう〜)と声を大にして言いたいです。(笑)
けど、そのせいで隼人は、しっかり痛い目をみてるのでちょっと溜飲は下がりましたが、そういう状態になったということは、潤も辛い思いしてます。
隼人が、元カレと会い続けている理由は?
隼人の思いは何処に・・・。
〜LOVE DAMAGE〜
恋人にふられる理由は決まって、「結婚するから、別れてくれ」。ノンケばかりを好きなるからしょうがないとはいえ、夢にまで見るようなトラウマ状態の尚人。
しかし、今回は違っていた。サークルの飲み会の翌朝、目が覚めると見知らない男が横に寝ていた!尚人が焦っている時、現在の恋人が訪ねてきた。浮気現場を目撃され恋人に別れを告げられボーゼンとしている間に見知らぬ男も消えていた。
後日、うさばらしに飲みに行こうとしている時、偶然、浮気相手の見知らぬ男・澤田と再会した尚人が抗議しようとしたが、逆に口説かれる。しかし、澤田には不可解な言動があり・・・。
泥酔繋がりのお話ですね。(笑)
読み始めてすぐ、何とな〜く先は見えてくるんですが、十分楽しめました。(笑)
尚人は、すごく深刻で泣いてるんだけど、本人がバイタリティがあって立ち直りも早そうなのであまりかわいそうに見えず、友人にグチッてるシーンでも「あー、はいはい。いい加減ノンケは、止めようね〜。」と流して読んでしまってました。けれど、逆に考えれば、そういう状況になれて強くなってきてるってことのように思えてその方がかわいそうでした。
尚人は、立ち直って新しい一歩を踏み出せるのか?
澤田の不可解な言動の裏にあるものは?
〜ツボな脇キャラ〜 『ラヴァーズ・ポジション』に出てくる、潤の以前の勤め先のバー(女の子のいない方のバー)の店長。
名もなき彼ですが、散々、悩みを聞かされ、協力させられたにも関わらず、本気の思いも軽く冗談で流されてしまって、かわいそうでした。
是非、彼にも春を・・・。





