2007年09月11日

【ハーレムの虜】
 あすま理彩 ill:しおべり由生


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タイトル:ハーレムの虜
著者:あすま理彩
イラスト:しおべり由生
発行:リブレ出版
レーベル:SLASH NOVELS
発売日:2007/5/18
価格:893円(税込)

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〜ひとりごと〜を読む
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2007年02月23日

英国紳士


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タイトル:英国紳士
著者:あすま理彩
イラスト:明神 翼
発行:リブレ出版
レーベル:BBN
発売日:2007/02/14
価格:893円(税込)

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〜STORY〜
「他の男には抵抗しなさい、いいね?」
英国、紅茶、古城――憧れの公爵と紅茶をめぐったロマンス
新米社員の菜生が英国で出会ったアイスグレイの瞳の公爵エドワード。クールな貌に反して強引で情熱的な彼から紅茶のレッスンを受けることになった菜生は、完璧なマナーだけでなく、熱いキスまで教えられてしまって…! 練習室、ベッド、夜のティーガーデン…あらゆる場所で与えられる彼の愛は菜生を紅茶色に染め上げ、甘く激しいエッチは恥ずかしいほど熱く…。憧れの公爵と一生の恋、書き下ろし付き!

〜ひとりごと〜
 リーマン×公爵
 身分の差 眼鏡攻

 紅茶の輸出入専門の会社で働く香乃菜生(こうの なお)は、イギリスにいる祖父が体調を崩してしまった為、会社の配慮のありイギリス本社に移動することになった。
 しかし、社長の方針が利潤を追求することだった為、紅茶が好きで美味しい紅茶を提供したいと思っている菜生は、仕事であまり上手くいっていなかった。
 そして、亡くなった両親が祖父の反対を押し切って結婚したこともあり、祖父との関係も良好とは言えなかった。
 何とか祖父との関係を良好にしたい菜生は、祖父と母の思い出の紅茶『イングリッシュ・ローズ』を手に入れたいと探すが、その紅茶は、貴族だけに伝わる『幻の紅茶』とも言われ、とても手に入れられることが出来ないものだった。
 ある日、祖父の薬を貰い帰る途中、万引き犯の仲間と疑われた菜生をひとりの紳士が助けてくれた。
 その紳士・エドワード・ローレンスは、誰もが見て見ぬ振りをする中、たったひとり助けてくれたばかりか、「さっきの出来事は、すまなかった。私の国もああいう人間ばかりじゃない。許して欲しい」と自身は何も悪くないのに謝ってくれた本物の紳士だった。
 そして、菜生が紅茶の会社で働き、紅茶を愛していることを知ったエドワードは、自身の紅茶の研究を手伝うならと、紅茶についての手ほどきをしてくれることになり・・・。


 小説b-Boyに掲載された表題作『英国紳士』と書き下ろしの『英国式ベッド・ティ』の二部構成です。

 甘いお話でした。
 菜生は、「いつか、イングリッシュ・ローズみたいな紅茶を扱って、紅茶の本当の美味しさを皆に味わってもらえるようにするのが、夢なんです!」とエドワードに熱く語るんですけど、紅茶のことを本当に分かっているのか?と逆に問われ、自身の知識のなさに気づき落ち込んでしまうんです。
 ですが、大学で製茶の技術などを研究し、教えているというエドワードの申し出で、彼の手伝いをすることと交換に、紅茶について習うことになるんです。
 けれど、それがエドワードばかりか、菜生の会社をも巻き込んだ騒動になってしまうんです。

 両親が既に亡くなり、祖父が体調を崩すまではひとりで生活してきたであろう筈の菜生ですが、スレてなさ感はかわいいと思うけれど、ちょっと子供っぽかったかな〜。
 けれど、その素直さというか優しさが、エドワードの危機を救うことにもなっています。

 エドワードは、何と言ってもイギリスの公爵様ですからね。
 本物の紳士です。
 自分のしたことではないのに謝れるなんて、さすがです!!(苦笑)
 仕事や紅茶には、とても厳しい人で、人嫌いのとこもあったようですが、恐らく元から優しい人なんでしょう。
 それに菜生のお陰で表情も少しずつ豊かになってきたようですし。
 けれど、エドワードはただの紅茶の研究家ではなく別の顔を隠し持っているんです。

 私には、物足りなさ感がありましたが、激甘好きな方には楽しめる作品ではないかな〜と思います。


 菜生は、『イングリッシュ・ローズ』を手に入れることができるのか?
 また、祖父との関係は?
 そして、エドワードの別の顔とは?




〜紳士な公爵様もやっぱり男!!〜

 「初めてなのに、そんなに感じて」

 「そんなに私は君に酷いことをしているのか?感じていると思ったんだが」

 「もっといやらしくなりなさい。」

 「君がもっと突いて欲しいなら、私はその通りにしてあげよう。もっとしっかりねだってごらん?」




〜ツボな脇キャラ〜
 ヒュー

 ローレンス家の執事です。
 ヒューは、エドワードよりも紅茶が美味しく淹れられるそうですよ〜。
 そして、かなりの美丈夫です。『真面目で誠実そうに見えるのに、なぜか危険な香りがする……。』(菜生談)だそうですよ。
 今回、彼の活躍はありませんでしたが、次巻の主役が決まっているそうですので、チェックしながら読んでみてください。(笑)



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2007年02月19日

永遠の千一夜


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タイトル:永遠の千一夜
著者:あすま理彩
イラスト:しおべり由生
発行:リブレ出版
レーベル:SLASH NOVELS
発売日:2006/12/15
価格:892円(税込)

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〜STORY〜
永遠に続く愛の拷問(アラビアン・ナイト)!
「せいぜい抵抗してみろ。俺を楽しませるだけだ」
砂漠の支配者×美貌の外科医、あすま理彩初のアラブロマンス!!

美貌の外科医・泉水は、巨万の富と栄華を誇る砂漠の国ジャイブールに招聘され手術を請け負うことになった。そこで出会った一族最高の王・ラシッドは、傲慢で精悍な情熱の男。彼に仇をなす者と誤解された泉水は、裸同然の淫らな姿を強要され、毎夜気を失うほどラシッドから求められることに!!媚薬、宝石、鏡の前での奉仕…誤解を解こうと許しを乞うほど、ラシッドの甘い拷問は激しくなる!本当は嫌なのに彼を憎めないのはなぜ?
あすま理彩初のアラブロマンス、超過激エッチ満載。オール書き下ろし。


〜ひとりごと〜
 外科医×シーク(王)
 ツンデレ 身分の差 調教

 アラビア半島のジャイブールに手術の依頼を受け来ていた泉水砂月(いずみ さつき)だったが、術後、患者のアリの仲間達に目隠しをされどこに連れて行かれるのか不安をを抱え車に乗っていた。
 しかし、車がパンクし急停車した時、黒装束の一団に取り囲まれる。
 それは、ジャイブールの王・シェイク・ラシッド・ビン・スルタン・アル・ジャイブールの一団で、王であるシェイク・ラシッドの命を狙ったアリの一味を捕らえるために現れたのだった。
 その中には、シェイク・ラシッドの姿もあり、泉水にアリの居場所を問い詰める。
 しかし、居場所を知らない泉水は「知らない」としか言いようがなく、それを誤解しているシェイク・ラシッドから「アリの仲間になったのは、金のせいか?」と侮蔑の言葉を向けられてしまう。
 心に傷のある泉水は、そんなシェイク・ラシッドに反感を覚え、認めるようなことを言ってしまう。
 そんな泉水にシェイク・ラシッドは、いきなり口づけ宮殿に連れ帰り、あの口づけは「奴隷の誓いの口づけ」だと、泉水の体を残酷に開かせ・・・。


 砂漠+調教物です。

 う〜ん、始めの口づけから体を繋ぐ所が急展開すぎたのと、ラシッドの思いと行動がちぐはぐ過ぎるなど、気になる箇所があってお話に入り込むことができませんでした。
 あすま先生っぽくなく、無理やりな感じがしていまい、とても悲しかったです。

 泉水は、ジャイブールに手術のために訪れます。
 彼は、優秀な外科医なんですが、あることで病院を追われてしまったんです。
 だから、自暴自棄になっていることもあり、簡単にラシッドの挑発に乗ってしまい、その結果、誤解を受けてしまいます。
 ラシッドから奴隷のように扱われ、一度呼び出されれば、本人の意思などお構いなしで体を開かれる。
 そして、抗おうものなら、鎖で拘束され無理やり奉仕させられてしまうんです。
 そんな扱いのせいで、益々泉水の心は疲弊し、傷は深くなっていくんです。
 自分の扱われ方やラシッドの言葉に『やっぱり自分なんて・・・』と、最後の希望までもズタズタにされて気の毒すぎました。

 ラシッドの言葉をよく聞けば、簡単に彼の心がわかってしまうのですが、この方よく言えば、情熱的、悪く言えばしょっとイタイ人と紙一重スレスレのラインでした。(苦笑)
 泉水が、反抗的なのでついつい酷いことをしてしまうんでしょうけどねぇ。
 国を統べる力は素晴らしくとも、自身の心まで上手く操れなかったという所でしょうか?(笑)


 今まで何気に砂漠物を読んでましたが、国の情勢など背景を考えると難しい世界なのかもしれないな〜と、今回つくづく思いました。


 泉水の心の傷とは?
 シェイク・ラシッドの口づけ意味は?
 アリとの決着は?



〜シェイク・ラシッドは情熱家?それとも…〜
 「処分なら、俺自身が与えよう。俺の命を狙った人物に加担した、な」
 と家臣や敵たちの前で、どうどうと口づけh-s.gif

 捕らえられ宮殿に向かう道中、落馬しそうになった泉水に
 「何をやってる!俺の腕の中に戻れ」

 「金のためなら、なんでもできるんだろう?だったら命乞いのためにもやってみせろ」

 「俺の命を狙った者に協力した罪が、一夜で済むと思ったのか?」

 「お前を殺すなんて、楽な方法は選ばせてやらない」

 「お前のすべては俺のものだ」

 「俺に抱かれることを待ちわびるようにしてやる。死ぬなんて考えられないようにな」




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2007年01月15日

君知るや運命の恋


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タイトル:君知るや運命の恋
著者:あすま理彩
イラスト:如月弘鷹
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2005/10/19
価格:560円(税込)

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〜STORY〜
昭和初期、貴族と平民が厳然と分かれていた時代。奈津は名門・樋之口侯爵家に生まれながら、家では母の身分ゆえ異母兄に虐げられ、外では貴族階級の一員と白眼視を受ける幸薄い日々を送っていた。そんな奈津の心の拠り所は、級友・日高への淡い恋。だが、日高は樋之口家と対立する新興実業家の跡取りだった…。せつなく胸を焦がす純情恋愛ロマン。

〜ひとりごと〜
 侯爵家 次男×新興実業家 長男
 同級生 身分の差 下克上

 侯爵家の次男だが妾腹のため、正妻や長男に苛め抜かれ使用人以下の扱いを受けてきた樋之口奈津(ひのぐち なつ)。
 そんな奈津にとって太陽のような存在だったのが、同級生の日高眞一郎。
 しかし、日高は大会社の息子とは言え平民の出、そして互いの家は商売仇でもあったため、仲良くできる訳もなかった。
 それでも、日高の優しくて人を差別しない人柄に、奈津は密かに憧れ、恋心を抱いていた。
 その日高と対象的な兄の憲和(のりかず)は、自分の意に沿わぬ者は、徹底的に踏み潰すという冷酷で残酷な人だった。
 父が亡くなり、家督を継いだ憲和の貿易会社にとって、新興とは言え力をつけつつある日高家は、邪魔なものでしかなかった。
 憲和が、日高家に仕事から手を引かせるために取った卑怯な策略に嵌った日高は、樋之口家の座敷牢に捕らわれ、薬のせいで目を利かなくされてしまった。
 憲和に懇願し、日高の看病をさせてもらえることになった奈津だったが、日高に自分が奈津であることを告げることは出来なかった。
 何故なら、普段から敵対し続けてきた間柄な上、日高の華族嫌い。そして、日高をこんな目に合わせてしまった家の者だと名乗ることは到底できなかったのだ。
 しかし、奈津の優しさに触れ、その荒れた手から境遇を案じた日高は、奈津を奈津とは知らず、「いつか、お前も助けてやる」と告げる。
 憲和から与えられてきた苛めや暴力に怯え、全てを諦めきっていた奈津には何より嬉しい言葉だった。
 しかし、何もかも話してしまおうかと思った矢先、奈津の耳に届いた言葉は振り絞った勇気を萎ませるもので・・・。


 昭和初期のお話です。

 全てを諦めきっていた奈津にとっての希望的存在でもある日高眞一郎。
 身分の差、そして家が仇敵であるがため、近づきたくても近づけない人。
 互いに魅かれるものを感じながらも、立場や身分が邪魔をして素直になれないんです。
 大好きな『この時代特有の理不尽さ』たっぷり堪能できた一冊でした。(笑)

 そんな関係なので、奈津は心の中で何度も「あなたを、好きでも、いいですか?」と問い続けているんです。
 けなげですよね。
 そのくせ、対峙すると自分の気持ちを悟られないように強気な態度を取るんです。
 日高の方は、自分の看病をしてくれた人物が、奈津とはかけ離れた印象なため気付けないんですよ。
 だから、『自分をこんな目に合わせた家の人間』+元からの『華族嫌い』も手伝って奈津に辛くあたってしまうんです。
 けれど、心はどうしようもなく奈津に惹きつけられてしまう。
 凄いジレンマですよね。

 二人の心はともかく、距離が縮まっていくごとに日高がいつ気付くのかとにまにまでした。(笑)
 どんなに日高に責められようと、彼を看病した人物が誰なのかを白状しない奈津に焦れて酷いことしちゃったりするんですよね。
 でも、それは口実だったんじゃないかなと思います。(笑)
 奈津は、日高があの牢の中で過ごした時間を大切にしてくれているばかりか「見つけ出せば心から大切にすると、ずっと思っていた」という言葉、もうそれだけでいいと思おうとするんです。
 もし、看病したのが日高の憎んでいる樋之口家の人間で、しかも顔を合わせればいつもいがみ合っている奈津だとすれば、日高を傷つける。
 何よりも、彼の思い出を綺麗なままにしておきたかったんです。
 そこで出てくる言葉が、「あなたを、好きでも、いいですか?」なんですよ。
 この言葉を、ことあるごとに心の中で、日高に問いかけているんです。
 奈津は、高校卒業を機に樋之口家を出ようとするんですけど、兄に「余計なことは考えるなよ。お前は一生ここで飼われていればいい」絶望を意味することを言われてるんです。
 それでも逃げればいいと思うかもしれませんが、子供の時に何度か試みてその度連れ戻され、日高が捕らえられていた地下牢に閉じ込められ、酷い折檻を受けているらしいんです。
 その時の恐怖が、全ての気力を奪い尽くしてしまったようです。


 捕らわれた日高は?
 樋之口家の呪縛から解放されるのか?
 そして、奈津の秘めた思いは届くのか?




〜ツボな脇キャラ〜
 高橋八起(やおき)

 奈津の従兄弟に当たり、同い年でもある人です。
 憲和や家のものたちが奈津に辛く当たる中、差別せずに付き合ってくれる唯一の人物なんです。
 けれど、八起も日高に思いを寄せているため、日高の勘違いを否定できず、親しく付き合うようになるんです。
 でも、奈津も言うように、どこか憎めない明るさを持った人でした。



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小説xxxxx236作品 コミックxxxxx117作品 UP中



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タイトル:君知るや運命の恋
原作:あすま理彩
発売元:HCD
発売日:2006/7/28
価格:3000
〜キャスト〜
樋之口奈津:鈴木千尋
日高眞一郎:小西克幸
高橋八起:笹沼 晃
樋之口憲和:大川 透
山本:中村俊洋
   他

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 ドラマCD『君知るや運命の恋』感想ページへ




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2007年01月13日

執事は夜の花嫁


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タイトル:執事は夜の花嫁
      (夜の花嫁シリーズ 2)

著者:あすま理彩
イラスト:あさとえいり
発行:海王社
レーベル:ガッシュ文庫
発売日:2006/9/29
価格:590円(税込)

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〜STORY〜
私の永遠を、お前に捧げよう
全てを捧げ奉仕する、それが執事の務め――。 幼い頃、弟とともに伯爵・アレイストに拾われた晶緋は、彼に恋心を抱きながら執事として仕える毎日を送っている。 しかしある事件をきっかけにアレイストの正体を知り、口封じのため無理やり花嫁にされてしまった…。 淫靡な婚礼の儀式を経て、夜毎花蕾を使われ奉仕を強いられる。でも、彼の好きな人は本当は晶緋の弟だったのだ…! 仕方なく花嫁にした不本意さをぶつけられるように酷く抱かれる日々。 晶緋は泣きそうな思いを堪え彼に仕える…この切ない一途な想いの行方は――。

〜ひとりごと〜
 執事×伯爵

 千歳晶緋(ちとせ あきひ)が10歳の時、地質学者の両親が“黒の森”通称『ヴァンパイアの森』に入ったまま半年経っても戻らなかった。
 残された晶緋と2つ年下の弟・刻(きざむ)。
 両親恋しさに森に入ってしまった刻を追いかけた晶緋は、弟を庇って崖から落ちてしまう。
 そうして身動きが取れずに蹲る2人を野犬が襲ってきた。
 必死に弟を庇おうと覆い被さった晶緋だが、恐れていた痛みがこないので不思議に思い目を開けてみると、そこには美貌の紳士アレイストがいた。
 彼が野犬から2人を救ってくれたようだった。
 日が暮れても森にいる晶緋に状況を聞いたアレイストは、「私と来るか?」と救いの手を差し伸べ、怪我をした晶緋を抱き上げてくれた。
 弟が生まれてからは、喘息の弟を常に庇うようにしてきた晶緋。
 両親も周囲の人々もそれを当然とし、何事にも全て弟優先にされてきた。甘えることを許されずに育った晶緋に、初めて弟よりも自分を優先してくれたアレイスト。
 疑うこともせず、そんなアレイストの手を取った晶緋だった。
 それから10年の月日が流れ、アレイストを慕う晶緋は、彼の側にいつまでもいられるようにするためには負担を減らすことだと、高校卒業を同時に働きに出る事を選ぶ。しかしアレイストは、晶緋に外に働きにいくことを許さず、しぶしぶ彼の執事ならと働くことを認めてくれた。
そんなある日、アレイストを訪ねて親戚筋のクリストファーが執事を伴いやってきた。
 時を同じく、この地での成人(18歳)を迎える刻も寄宿学校から戻ってくる。
 その日、先に休んでいいと言われた晶緋だったが、客のクリスファーと深夜になっても話をしている2人に、足りないものがないか様子を見にいった晶緋は、思わぬ話を聞いてしまう。
 何とアレイストが、花嫁を迎えると言うのだ。
 しかも相手は、弟の刻。
 アレイストのことを慕っていた晶緋は、衝撃を受けるが彼と共にいられるならば、例え立場が執事だとしても耐えようと決心する。
 しかし、夜遅く出かけるアレイストとクリストファーの後を追って出た晶緋は、衝撃の現場を目撃してしまう。
 そして、アレイストの正体を知ってしまった晶緋の口を封じるために、晶緋を花嫁にすると言い、クリストファーを立会いに婚姻の儀を進めてしまう。
 アレイストに触れられることに悦びを覚えるも、彼の心が自分にないと知っている晶緋は悲しみに潰されそうになり・・・。


 夜の花嫁シリーズ 第2弾です。

 前巻『神父は夜の花嫁』の2人もちらりと名前が出てきます。(笑)
 晶緋は、別に両親から疎まれていたわけではないのですが、喘息持ちの弟を心配するあまり溺愛してしまっている為、いつしか両親に対して遠慮するようになってしまうんです。
 そして、自分も弟を守らなければいけないという義務感から、甘えることが出来なくなってしまうんです。
 けれど、弟の刻は晶緋と正反対で明るくて甘え上手で人懐っこい性格な為に皆からかわいがられるような人なんです。
 ですので、アレイストが刻を花嫁に迎えるという話を聞いた時も、男同士と言うのはおいておいても、やっぱり誰もが自分よりも刻を選ぶんだと諦めにも似た思いを持つんです。 
 けれど、それでもアレイストの側にいたいという気持ちも捨てきれず、執事として祝福しなければと言い聞かせるんですね〜。
 初めて会った時に自分の手を先に取ってくれた。その時の嬉しさだけを胸に刻んで生きていこうとするんです。
 晶緋けなげでした〜。
 逆に、アレイストとクリストファーは、凄く気配に鈍感なんですよ。
 だから、晶緋に花嫁を迎える話を立ち聞きされ、また、バレれば危険な秘密まで見られてしまうんですね〜。
 彼らの正体が正体だけに、その一点だけは、どうしても違和感を感じてしまいました。(笑)
 とは言え、アレイストもかなりけなげでした。
 花嫁に迎えることになる日まで、指一本触れずに待つんですから。
 かなり、ヘタレ入ってましたけど。(笑)
 晶緋は、アレイストの心が刻にあると思い抱かれることを拒み、アレイストは秘密を知ってしまったことで自分を拒んでいると思ってるんです。
 そして、どんどん2人の心の溝は大きくなってしまうんです。
 彼らの正体のイメージからは、ちょっと外れているとは思いますが、恋をメインに読んでいくことが可能だったので、それを強く意識することはあまりなかったです。
 けれど、どうなんでしょうねぇ。
 例え、花嫁になったとしても時間軸がと思い、この後がとても気になってしまいました。(笑)


 傷ついた晶緋とその想いは?
 アレイストの心は?
 そしてアレイストの秘密とは?


〜ツボな脇キャラ〜
 クリストファーと執事・ヴァン

 彼らの馴れ初めは、とっても気になります。
 出るかな〜、出るといいな〜。(笑)



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2006年10月30日

紅蓮の華


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タイトル:紅蓮の華
著者:あすま理彩
イラスト:一馬友巳
発行:海王社
レーベル:ガッシュ文庫
発売日:2006/10/27
価格:630円(税込)

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〜STORY〜
極道の組長と友禅絵師の激愛!
「てめえの達き顔を、たっぷり見せてもらおうか」
追い詰められる…嬌艶な恋情

『裏切り者としての制裁』
それが、恥辱に貶められる始まりだった。
友禅工房の絵師・重は父を殺された過去を持つ。父の仇を探るため極道の組長・不動の元にいるが、いつしかそれは淡い恋へと変わり、忠誠を誓っていた。
だが、不動が狙撃され、重が犯人と疑われたことから、重の立場は変わった。
「てめえが誰のもんか、じっくりと分からせてやる」
麻紐で縛り付けられた滑らかな白い肌に友禅をまとわされ、その日本人形のような姿を視姦される。蜜口を練り香で塞がれ、絵筆で嬲られる。紅蓮の炎に身を焦がし、心は痛みにむせび泣く…。

〜ひとりごと〜
 友禅絵師×ヤクザ
 年の差

 裕福とは言えないながらも幸せに暮らしていた矢島 重(かさね)だったが、父の死で全てが一変した。
 父がヤクザの抗争に巻き込まれ亡くなったと警察は結論付けたが、重は納得できずにいる。そして、何度も父は殺されたと主張するが、警察には相手にされなかった。
 そればかりか、重は悲しみにくれる間もなく、父が残した借金と体の弱い妹の入院費と稼ぐ為、取り立て屋に美貌を活かし体を売るように迫られていた。
 そんな時、絡まれたヤクザから助けてくれた不動と名乗る男が、自分を『男娼』と決め付けたことで自暴自棄になっていたことと、これまでの押さえ切れない感情を爆発させるかのように重は不動を挑発する。
 そこから男娼と客という関係が始まったが、重の置かれている状況を不動が知ったことで2人の関係は、変わる。

 そして6年後、重は、友禅絵師に、不動は暴力団の組長になっていた。
 父の復讐を誓い、また、不動と共にあること決めていた重だったが、不動が狙撃されたことで、疑いの目が重へと向けられてしまう。
 説明をしないばかりか、態度のおかしい重に業を煮やした不動は、重の体を責める。
 自分のことを信じてくれなかった不動に絶望しながらも、不動から与えられる拷問という名の甘い責め苦に体は悦び溺れていく。
 しかし、重の心にはある決意が秘められていた。


 びっくりしました。エロイし、汁気たっぷりで。擬音がね、凄いんですよ。『あすま先生ってこんなだっけか?』と?マークが頭に一杯浮かびました。(苦笑)ですが、『そうか!極道モノだし、頑張られたんだ』と思い直し読み進めていきました。(笑)
 そしたら、あとがきに『たまにはこういう面をお見せしてもいいのかなと思い』と、書いてらしたので、『なるほど!』と納得。
 その言葉通り、後半はHシーンオンリーと言っていい程、濃厚です。(笑)

 思いが強過ぎた為、お互いの心が見えなくなってしまった2人のお話です。

 重は、強情を張り、不動は、考えを話さなかった。
 重にしてみれば、父のこともあったけれど、『不動の為に働きたい』という思いがあった為、いつまでも客人扱いされることに不動からの信頼を得られていないのだと思い込んでしまうんです。
 不動には不動の思いがあったし、そう伝えたつもりでしたが、重は『組員になれない=信頼を得られていない』ということに囚われてしまいます。
 その為、お互いの距離がどんどん離れていってしまい、重のその心の隙間を付かれたことで、拷問紛いのことを受けるハメになってしまいます。

 不動が重に拷問紛いのことをした理由から、『あ〜ぁ、とうとうキレちゃいましたか?』と苦笑したんですが、不動も重を精神的に追い詰めるようなことをしてるんですよね。
 なんで不動が、重の目の見える所でそんなことをしたのかはわかりませんが、重にしてみれば、それはとても残酷なことで『そりゃあ、頑なにもなるよ〜』でした。


 重の決意とは?
 重を責める不動の思いとは?


〜ツボな脇キャラ〜
 前組長の息子・鍔 伸行(つば のぶゆき)。
 ぽやぽや〜んとした雰囲気が、ツボでした。
 けれどそれだけではなく、不動に意見できる強さも持っている人のようです。

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2006年09月15日

純粋な恋が降る


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タイトル:純粋な恋が降る
      (大正浪漫シリーズ 1)
著者:あすま理彩
イラスト:樋口ゆうり
発行:プランタン出版
レーベル:プラチナ文庫
発売日:2005/12
価格:580円(税込)

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〜STORY〜
一度でいい。好きって言ってくれたら、諦められる。
時は大正。気難しい伯爵と噂の彬久は雪の中、可憐な少年、舞雪を拾う。働かせてほしいという彼に、屋敷におく代わりに身体を差し出せと傲慢に命じる。襦袢を剥ぎ腰紐で括り、恐怖に身動ぐ彼に「使用人の分際で、逆らうつもりか?」真っ白な心と肌に悦楽を刻み、無垢な蕾を熱杭で散らした。それでも受け入れ、自分を主人と尽くす健気な姿に、彬久の頑なな心も次第に解かされていく。だが実は、舞雪は彬久にも言えないある「秘密」を抱えていた…! 最も至純な恋物語。

〜ひとりごと〜
 使用人×伯爵家・当主
 年の差+身分違い

 心に負った数々の傷の為、人を信用することが出来なくなった望月彬久(もちづき あきひさ)は、病気療養のためと偽り軽井沢の別邸で隠遁生活のような日々を送っていた。
 雪の中、中庭に倒れこむ人影を見つける。倒れこんだまま動かない人影に、「敷地内で死なれては困る」としょうがなく様子を見に行った彬久だったが、そこに倒れていたのは、雪の精のように儚げな印象の少年だった。
 何故か後から追いかけて来た使用人に、その少年を任せる気になれず、自らの手で風呂に入れ暖める。腕の中で気づいた少年の素直そうで純粋な瞳に見つめられ吸い込まれそうになった彬久は、自分の感情に困惑を覚える。そして、倒れる程体は冷えきっていたにも関わらず、使うこともせず大事に懐に入れていた舞雪が持つには上等だが、古びた手袋の存在も気になった。
 働かせて欲しいと言うが、何故、庭に迷い込んだかの問いに動揺を見せ、嘘をついた少年・高嶺舞雪(たかみね まゆき)に、失望を覚えた彬久だったが、真の目的を探る為、騙されたふりをし舞雪を雇うことにした。
 舞雪には、ちゃんとした理由があったのだが庶民の身である自分には、言い出すことができなかった。
 初めての休暇日、他の使用人たちと街に出かけていった舞雪だが、そこで帝都に働きに出ている幼馴染に出会い他の使用人たちと別れた。酒に酔った彬久は、帰りが遅くなった舞雪を攻め押し倒して来て・・・。

 傷心の彬久は、嘘をついた舞雪を無視したいんだけど、零れ落ちそうなほど大きな瞳でまるで慕っているかのように見られると無視出来なくて代わりのように意地悪なことをしてしまいます。それに舞雪の手が荒れていれば図書室の整理をさせたりと可愛いったらないです。
 舞雪の方は、鈍感だからそんなことには気づけないんですが、ちょこちょこと彬久の後ろを付いていって扉を開けたり一生懸命です。
 仕舞いには、ヤキモチ焼いて(我慢できなくなってとも言う)「俺は主だ〜」と襲っちゃうんですから。彬久ったら(笑)って感じです。
 ああ、でもこのお話は、コメディではなく、シリアスです。念のため。(笑)
 舞雪の嘘で始めに躓いちゃったものだから、どんどん、どんどん修正が効かなくなっちゃった2人のお話でした。

 舞雪の嘘をついてまで、望月家で働きたかった理由とは?
 舞雪が持っていた手袋は?
 彬久の心の傷とは?

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2006年09月08日

神父は夜の花嫁


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タイトル:神父は夜の花嫁(夜の花嫁シリーズ 1)
著者:あすま理彩
イラスト:あさとえいり
発行:海王社
レーベル:ガッシュ文庫
発売日:2006/5/26
価格:590円(税込)

*画像clickで拡大画像が見れます。

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〜STORY〜
無垢な神父に夜の伯爵が仕掛けた禁断の罠!!
「汝病める時も、健やかなる時も。愛を捧げこの者の花嫁になることを誓いますか?」清らかで美しい神父の聖良は、神に身を捧げていながら、間もなく結婚してしまう友人に密やかな恋心を抱き続けていた。その穢れた背徳の血にひかれるように、ある嵐の晩、黒尽くめのヴァンパイア、ジンが雷鳴とともに姿を現した…!「神の前で、俺の腕の中に堕ちてくるがいい」と、何も知らない無垢な身体に楔を打ち込み、聖良を禁忌の闇に堕としていく。彼の真の狙いとは!?禁断の逢瀬が甘美な夜を導くエロティック・ロマンス堂々登場。

〜ひとりごと〜
 神父×ヴァンパイア
 調教もの

 クリスマスに、教会の檜の大木の下に捨てられていた赤ん坊は、檜 聖良(ひのきせら)と名付けられ、神父になるべくして教会で育てられた。
 母親に捨てられたトラウマから、嫌われないように常に人に優しく接してきた。具合が悪くても疎まれないよう、育ててくれた神父にさえ黙って我慢した。
 その日、以前より、焦がれていた信者の俊樹の婚約でうちひしがれ、育ての親の神父も地上げ屋からの嫌がらせから、心労で倒れてしまい入院したため、教会にひとりでいた。激しい雷雨の中、ひとりぼっちにされてしまった聖良は、孤独に押しつぶされてしまいそうだった。
 そんな時、目の前に現れた男、秀麗な美貌の持ち主であるにも関わらず、恐怖のあまり逃げようにも足が竦んで動けなくなった。聖良の心の隙をつくように「しもべになり血を差し出せば、望みはなんでも叶えてやる」という。俊樹のことを想い戸惑うが、断り1度は逃げた。しかし、その男は夜毎現れ、無理やり聖良に淫らな行為を仕掛けてきて・・・。

 昨日まで読んでいた『秘密シリーズ』と吸血鬼繋がりということで、読みました。

 比べるのもなんですが、『秘密シリーズ』は、王道のような吸血鬼で、吸血鬼らしい制約が沢山ありましたが、『神父は夜の花嫁』の方は、もっとファンタジー色が強いです。やってることは、鬼畜でしたが。(笑)
 そして、吸血鬼・ジンは、ヴァンパイアと言うよりも「一途に恋する男、但しエスパーみたいな凄い能力もあるけれど、ちょっと弱点もあるよ。」という感じで、「ヒドイことをするのは、愛情の裏返しh-s.gif」と思わずハートマークつけちゃう位、見事に分かりやすい人でした。(笑)
 聖良の方は、初心過ぎてちょっとな面もありますが、子供の頃から嫌われないように捨てられないようにと抑圧した生活を送ってきた為、甘えることも知らず、孤独感の中で育ってきた。
 ジンも仲間が、淘汰されていく中、同じような孤独の中にいた。

 聖良は、ジンのしもべとなってしまうのか?
 ジンは、聖良を孤独から救いだすことができるのか?

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2006年08月21日

檻の中で愛が降る 〜命がけの恋〜


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タイトル:檻の中で愛が降る
      〜命がけの恋〜
       (大正浪漫シリーズ 2)
著者:あすま理彩
イラスト:小山田あみ
発行:プランタン出版
レーベル:プラチナ文庫
発売日:2006/8/10
価格:600円(税込)


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〜STORY〜
使用人に、金で抱かれる気分はどうですか?
「今度は…一夜では済ましませんよ」元下男の中原の言葉に、雪下侯爵家の嫡男・梓は震えた。3年前従順なはずの彼に、一度だけ凌辱を許したが、彼はその後組の若頭に出世し、今度は梓ごと家を買ったのだ。──貴族が金の為に弄ばれる。座敷牢に繋がれ、夜ごと秘処を暴かれ雄芯を穿たれ、貶められた。だが囲い者にされ、踏みにじられた自尊心とは裏腹に、貫かれると覚えさせられた甘い疼きが蘇って、梓は戸惑う。淫欲を無惨に刻み込まれているのに、何故…? 命がけの至上の純愛!!

〜ひとりごと〜
 大正浪漫シリーズ2。
 年下攻め+下克上です。

 雪下公爵家の危機を1度ならず、2度までも救ってくれた男・中原。2人は梓が10歳、中原が9歳の時、藤の花が咲き乱れる雪村公爵家の庭で公爵家の一人息子と奉公人として出逢った。
 幼い頃より、一流の教育を受けてきた梓より、上手に中原は英語をそらんじて見せた。優秀さを見込まれ書生として教育を受けられることになった中原は、仕事をしながらにも関わらず、梓よりも優秀な面を見せ続けた。初めての挫折と決して媚ない自分よりも優秀な中原に、コンプレックスを植えつけられた梓は、中原と素直に接することができない。
 雪村公爵家の危機を救ってくれた時も、「施しをもらうなんて我慢ならない」「後で貸しを作ったなんて言われるのは癪だ」と言い放ってしまう。半ば自らが招いた結果とはいえ、中原に体を差し出すことになってしまった。
 そして2度目の危機の時、お互いの立場は完全に逆転してしまう。

 中原は、STORYにあるようなひどい男ではなかったです。忠誠を尽くし続けた男と、コンプレックスと世間体の為、本当は気にかけていたにも関わらず、素直になれなかった不器用な2人のお話でした。
 280ページもありとにかく読み応えはありました。
 中原の優秀さと父の関心を奪われてしまったという想いに囚われ、すっかり卑屈になってしまった梓は、中原の行動は全て自分のバックボーンを見てのこと、いずれ雪下商会を乗っ取るのではとまで思ってしまう。貴族だからと、使用人を見下しているわけでもないし、決して嫌な子ではないのですが、根強いコンプレックスが、素直になることを阻んでしまっているようです。それに同じ年頃のしかも使用人と比較され、自分が劣ってしまっているということを自覚するのは辛かったでしょうね。
 梓が、こんな調子なので中原の想いは報われるどころか逆恨みまでされて、気の毒です。そしてまた梓が煽るもんだから、キレちゃってますます気の毒でした。

 逆転したお互いの立場、これからの2人の行く末は?
 そして、3度目の危機が2人を襲う。回避するすべはあるのか?


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2006年06月24日

かりそめの恋人

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タイトル:かりそめの恋人
著者:あすま理彩
イラスト:小路龍流
発行:プランタン出版
レーベル:プラチナ文庫
発売日:2005/11

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〜STORY〜
慰め会うだけの契約悪くないだろう?
天才外科医・芳隆の許に、雨の日濡れそぼった姿でやってきたのは、ライバルの沙也。突然彼は「別れた恋人の代わりに、抱けよ」と白磁の身体を投げ出してきた。戯れに病室で裸に剥いて、露わな体勢で貫いたが、身体の最奥まで震わせながら沙也は抗わない。キスに無心に応えてくる。そんな彼の従順さが、芳隆にはいじらしく映ったが、自分に抱かれる彼の真意が読めず、優しくできない。それでも雨に濡れた彼の儚さに、思わず手が伸びて…。打算と駆け引きに慣れた大人の、純情。

〜ひとりごと〜
 “囚われの恋人” 続編です。
 前作で、行都(ゆきと)に、酷いことをした(愛し方を間違えた)為に、弟に鳶に油揚げをさらわれた兄・芳隆のお話です。
 前作であんなことしちゃってたので、行都には嫌われてもしょうがないとは思いつつもあまりにも可愛そうだったので、芳隆には、是非、幸せになってもらいたかったのでこの作品が出て嬉しかったです。
 あまりにも芳隆が痛々しくて、続編出るだろうなと思いつつも“囚われの恋人”を手放しちゃったので詳細までは覚えていないのですが・・・。
 長くなりましたが、今作品のお話ですが、正に捨てる神あれば拾う神ありで、玉砕覚悟の体当たりをしてくれる人がいました。よくやった、沙也!!と褒めてやりたい。しかし、触れ合えば触れ合うほど、初めに交わした契約が二人の間の距離が近づくことを阻みます。
 全編、ほとんどがHシーンです。そして、また同じ過ちを繰り返してしまう芳隆、それでも拒まない沙也。沙也の思いが伝わってくるだけにもどかしくて仕方ないです。そして、芳隆の方も・・・。
 終わり方も綺麗で良かったです。終始、「芳隆、良かったね〜」という作品でした。

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