2008年06月01日

【グロウバック】
 いおかいつき ill:國沢 智


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タイトル:グロウバック
     (リロード シリーズ 3)

著者:いおかいつき
イラスト:國沢 智
発行:竹書房
レーベル:ラヴァーズ文庫
発売日:2008/5/24
価格:600円(税込)

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〜ひとりごと〜
 刑事×科学技術捜査研究所・所員

 多摩川西署刑事課の刑事・河東一馬(かわとう かずま)と、元S大助教授で科学技術捜査研究所所員・神宮聡志(じんぐう さとし)が付き合い始めて半年。
 一馬は未だ、自身が受身の立場というのが納得できず、神宮を組み敷くことを諦めていなかった。
 しかし、現実は事件続きで、なかなか神宮に会うことも叶わず、その数少ない逢瀬でも連敗続き。
 そんな時、一馬の新しい相棒、キャリアの新人・吉見 潤に、神宮が嫉妬して見せたのだ。
 珍しい反応を見せる神宮に驚かされるも、今度は、新署長が神宮に興味を示したことで、一馬が嫉妬する番だった。
 だが、覚醒剤の売人が殺された事件に、刑事の一馬はともかく、神宮までもが巻き込まれ……



 リロード』『トゥルースに続く、第3弾です。

 無類の女好きだった一馬と、真性ゲイの神宮との攻×攻バトルです(笑)


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 一馬、付き合いだして半年にもなるのに、往生際悪くまだまだ諦めてません(苦笑)
 なので、抱かれることに慣れたと思われたくないって、見栄を張ろうしてましたよ。
 あえなく玉砕してましたけどね〜(笑)


 新キャラ・吉見 潤登場です。
 吉見は一馬の相棒で、キャリアの新人で、天然の運動音痴なお坊ちゃまです。
 初めはね、万年人手不足なだけに、刑事課の皆は喜んだんですよ。
 でも、キャリアは研修しにくるだけなので、仕事を教えても覚えた頃には出て行っちゃうでしょう?
 その上、特別意識のある人が多いからできれば敬遠したい人種、なので誰も組みたがらないんですよね。
 で、そんな誰も組みたがらない人と言えば、ここにもひとり。
 一馬も単独行動する上、無茶ばかりするので、組まされた方は大変なんですよ。
 なので、組みたがらない者同士、くっつけちゃえって、課長の命令で、吉見とコンビを組まされることになりました。

 そして、もうひとり。
 多摩川西署署長新藤博嗣(ひろつぐ)です。
 新藤は、男前なんですけど、動作がいちいちオーバーなナルシストで、学習能力のない人です。


 多摩川で、水死体があがりました。
 刑事の勘で、被害者に前科があると踏んだ一馬は、刑事には向いてないけど、PCや書類を作らせたら結構使えるという吉見に前科者リストを当たらせたんです。
 そして、足手纏いになる吉見と別れて、自身はこの河川敷を根城にしているホームレスの主の元へ、情報を貰いに行ったんです。
 この時は、情報は得られなかったのですが、吉見に当たらせた前科者リストの中に被害者の名前があり、いち早く身元を掴んだ一馬は、早速わかった自宅に向かいました。

 そして被害者の自宅から、大量の覚醒剤を発見した一馬は、成分を分析してもらおうと科捜研に向かおうとするんです。
 けど、そこに署に残してきた吉見がタクシーで乗りつけたんですよ。
 折角、科捜研に(神宮に会いに)行く口実が出来たのに、吉見について来られちゃあ迷惑ですよね。
 だって、忙しい一馬にとっては、神宮とのほんのひとときのデートの時間ですから(苦笑)
 なので、「俺はこいつを持って科捜研に行ってくる。お前はここに残って、若山(被害者)の交友関係がわかるものがないか調べとけ」って、言うんですよ。
 折角、一馬を追いかけてここまで来たのに、一人残されたら困るって、焦る吉見を切り捨てて、飛び出しました。

 吉見、新人なので、ひとりにされてると何していいかわからなくなってしまうんですよね。
 それに、一馬を尊敬しているので、一生懸命後を追いかけてくるんですよ。
 どんなに邪険にしても、天然くんなので、あんまり気にしてないみたいで、「先輩、凄い」って目をキラキラさせてるんです。
 そんな吉見に最初は、KY?って思いましたけど、お坊ちゃま育ちでおっとりしてる相当の天然くんで、憎めない人でした(笑)


 薬物の種類だけでなく、純度や他の成分の混ざり具合などを詳細に調べれば、過去に押収された物と一致するかもしれないし、もし一致すれば入手経路もわかるかもしれないので、一馬は早速科捜研に発見された薬物を持って行きました。

 そして、この日も午後9時に近いにも関わらず、ひとり残業していた神宮に、分析を頼みます。
 しかし、久々の短い逢瀬すら、吉見に邪魔されてしまったんです。
 後から、若山宅にやってきた同僚の刑事たちが、吉見を追い払ってしまったんです。
 で、吉見は一馬のいる科捜研にやってきたんです。
 一馬、後悔してましたよ。
 科捜研に行くなんて言うんじゃなかったって(笑)

 それに、吉見がやってきた途端、神宮の機嫌が悪くなってしまったんですよ。
 初対面の時、態度の悪い一馬にですら、会釈をしたのにです。
 吉見が挨拶しても、「挨拶は暇なときにしてくれ。俺は忙しいんだ。今も仕事が増えたところだしな」って、早く帰れとばかりに背中を向けたんですよ〜。
 一馬がたしなめても知らん顔です。
 なので、吉見がいるにも関わらず、ふたりは喧嘩を始めてしまったんです。
 ふふふ・・・それを見ていた吉見「お二人は仲がいいんですね」ですって。
 しかも、しみじみと。
 その上、いつもは天然くんな吉見が、「だって、それだけポンポン言いたいことを言い合える関係って、そうあるもんじゃないですよ。それに遺留品を届けるだけなのに、先輩がわざわざ自分で来るのも、神宮さんがいるからなんですよね?って、鋭いところを見せたんです。
 言葉に詰まってしまい、一馬は何とか話を逸らそうとしますが失敗し、「あ、もしかして、お二人は付き合ってるとか?」とまで、言われてしまったので、もう絶句です。

 一応、「男じゃねえか」と誤魔化しますが、「だって、すごくいい雰囲気じゃないですか。ゲイの友達もいるんで、別に特別なことじゃないかなって」ですって。
 さすがにここまで言われれば、神宮も黙っていられず、「さっきも言ったと思うが、くだらない世間話は署でしてくれ」と、追い出すことにしたようです。
 一馬も我に返り、覚醒剤を被害者宅で見つけたことを課長に報告してくれなどと言って、とにかく部屋から追い出しました。

 そうして、吉見を追い出しても、まだ神宮の機嫌が直ることはなかったんですよね。
 なので、「あの、まさかと思うけど、嫉妬してたりとか?」って、訊いてみるんですよ。
 そしたら、はっきり否定はしないばかりか、「随分と懐かれてるみたいだな」って、暗に認めるようなことを言ったんです。
 その上、「先輩風ふかせて、お前もまんざらでもなさそうだが?」とか、「あの男はゲイじゃなくても、細かいことに拘らなさそうに見える。いざとなったらお前のように男同士の壁を乗り越えられそうにな」とまで言ったんです。
 一馬は、「仮にだ、まあ、ないと思うけどだ、あいつが俺に惚れるようなことがあったところで、俺が自分からキスしたいと思う男はお前だけだと、キスを仕掛け、神宮のご機嫌を直しましたよ〜(苦笑)

 一馬、「あんなとぼけた野郎に勘づかれるような真似したか?」って、首を捻ってましたけど、確かに!です。
 先述通り、PCや書類を作らせたら、そこそこ使える吉見ですけど、根っからのお坊ちゃまだからか、本人の性質なのか、物凄くのんびりさんなんですよ。
 動きやすい靴にしろって言ったら、素直にスニーカーを履いてはきますが、足を通すだけにしておかないから、張り込みに使っていた部屋から、犯人が現れたので、急いで飛び出すときにもいちいち靴紐結んでて出遅れるし、普段の移動はタクシーだからと道も覚えてなくて、現場から署にも戻れないって有様ですからね。
 のんびりさんにも程がありますよね(笑)
 更に、一馬の嫌味に気づいてないで、笑ってますし……。
 だから、一馬は本当に驚いたと思いますよ、自分たちの関係を見抜いた吉見に。


 翌日、一馬は過去の麻薬絡みの事件を調べるために珍しく署の刑事課にいたんです。
 で、指示だけ出して、吉見に作業をやらせてたんですが、そこに就任したばかりの署長・新藤がやってきたんです。
 本人は、「殺人事件が発生したと聞けば、署長として捜査状況を知っておく必要があるからね」などと言ってましたが、一馬にはどうにも嘘くさく映ったんですよね。
 署長のことは、キャリアってことしか知らないのに。
 でも、署長に出てこられても、事件の解決に役立つわけではないから、すぐに興味はなくしちゃったんですけどね。

 そして、吉見のリストアップも終わったので、早速聞き込みに行こうとしたんですけど、課長に挨拶するようにと止められたんです。
 仕方なく挨拶した一馬に新藤は、「君が河東くんか」って、値踏みするような視線を向けてきたんですね。
 けど、一応態度は友好的に、自身も名のり、握手を求めてきたんです。
 なので、一馬も、拒否すれば課長が怒り出すからと、応えました。
 でも、しっかり新藤に釘を刺されたんです。
 「ところで、君はかなり勝手な捜査をしているようだね。」「覚醒剤が絡んだ殺人事件となれば、本庁から応援が来ることになるかもしれない。捜査本部を立てることも考えている。そうなったときには、いつものような単独行動は控えてくれたまえよ」って。
 一馬にとって、捜査本部は、意味のない意見交換の場でしかないんですよ。
 だから、「そうならないよう、本庁の偉いさんが来るまでに解決しますよ」と嘯き、その場を後にしました。

 新藤、「くれたまえよ」ですって(笑)
 40歳くらいらしいんですけど、「くれたまえよ」って、どこのおっさん紳士やねんですよね。
 そういうところが、キャリアなんでしょうけど……(苦笑)

 でもって、カッコつけて飛び出した一馬でしたが、神宮が署に来たんです。
 昨夜の検査結果を持ってきてくれたんですが、署に来たのが初めてだけに一馬は驚きます。
 で、一緒に来るはずの吉見が来ないもんで、神宮と立ち話してたんですが、間の悪いことにそこに新藤が来たんです。
 一馬には目もくれず、まっすぐ神宮の元にやってきて「君は?」と訊き、また名乗りあって握手を求めたんです。
 ですが、今度は一馬の時とは違い神宮が言うまで手を離さなかった上に、「しかし、驚いたな。科捜研のような地味なところに、君みたいな色男がいるなんて」と、感嘆の声を挙げてました。
 しかも、「科捜研といえば、いつもお世話になっているんだ。署長として、一度、挨拶に行ったほうがいいんじゃないかな」と、不自然な言葉を副署長に頷かせることで、正当化までしてましたから、明らかに神宮狙いに見えますよね。
 当然、新藤への印象がますます悪くなった一馬は、「気障ったらしい野郎だな。お前、すぐに手を洗ったほうがいいぞ」なんて、忠告しますが、神宮は既に署長のことは忘れたかのように、自身が持ってきた検査結果の方に、意識を向けるんです。

 と、いうのも、昨夜押収した覚醒剤が、4年前、西新宿署が傷害事件を興した暴力団事務所(大沢組)の家宅捜索で押収した5kgの覚醒剤と全く同じだったんです
 神宮と別れ、刑事課に戻った一馬は、課長にそれを報告し、4年前の事件を吉見にPC上に呼び出させたんです。
 刑事課の皆も加わり、「まだ同じものが残ってたってことか?」「仕入れ先は中国でしたよね」などと、口々に言う中、ひとり黙ったままの一馬を吉見が訝しく思い声を掛けたんです。
 そして、「どうした、河東。何か考えでもあるのか?」と課長に問われ、「噂、聞いたことないですか?」「押収品が横流しされてるっていう噂ですよ」と、言ったんです。
 課長は、「滅多なこと言うもんじゃない」「そんな噂に振り回されてどうする。質の悪い冗談だ」って、否定しようとしたんですが、課長も知っているということで、ますます一馬の疑いは深くなりました。
 けれど、課長の「大沢組を当たれ。奴らが仕入れたヤクなんだ」という言葉に頷いた一馬でした。


 でもね、吉見が叔父の副総監に手を回して、西新宿署の押収品を調べてもらったところ、500g減っていたことがわかり、警察官の関与している事件だということが明らかになったんです。
 一馬は、共に犯罪をなくそうと最善を尽くす同志だと思っている警察官が関与していることに、激しいショックと受けました。
 更に、これも副総監に用意してもらった、事件のあった「四年前から今日までで、西新宿署にいて保管庫を空けることができた人のリスト」を吉見から渡された一馬は、そこにある人物の名前を見つけ驚かされます。



 一馬がリストから見つけた人物とは?
 神宮に目をつけた新藤の動向は?
 そして、一馬と神宮の攻×攻バトルの行方は?




〜ツボな脇キャラ〜
 吉見 潤

 父親は、警察庁の高官、そして叔父は警視庁副総監。
 更に実家は資産家で過去には政治家も輩出したことのある家柄だそうです。
 最初は、正直どうしようもないヤツだな〜と思いました。
 でもね、キャリアの人たちにありがちの驕りがなくて、素直なんですよ。
 で、一馬を心の底から、尊敬していて、副総監にまで一馬がいかに凄いかの熱弁を奮ってたんです!!(ムフフ)

 それに、足手まといだって邪険にしても、嫌味言っても気にしてないですし、それに何よりも、叔父とは言え、副総監を顎で使って(?)ますからね、大物ですよね(笑)



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posted by 零 at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | いおかいつき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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