タイトル:黒帝愛人 著者:あさひ木葉 イラスト:音子 発行:竹書房 レーベル:ラヴァーズ文庫 GREED 発売日:2008/4/25 価格:600円(税込) |
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〜ひとりごと〜
探偵×?
| 辛い過去を持つ自称探偵で便利屋の桂木祥悟(しょうご)は、その経験から、いつしか新宿や大久保辺りで、外国人労働者たちの相談役、顔役にまでなってしまった。 しかし、そのことが徒となり、警視庁公安部外事課特別捜査官である紀藤(きとう)と、取引しなければならなくなり、その結果、地下オークションに囮として潜入することになる。 このオークションは、主に盗品の美術品に管理者という奴隷をつけたものを競るというもので、祥悟もその管理者とされ、出品されたのだ。 予定では、最中に踏み込んできた紀藤ら警察に保護されるはずだったのだが、美術品と自身に50億円という高値をつけた男に攫われてしまう。 しかも、気がついた時には香港で、「おまえの主人だ」と言い放つ白 恵鳳(はく けいほう)に痛みと快楽を教え込まれることに…… |
*本当は、示すに羊と書いて示羊悟なのですが、変換できなかったので祥悟と表記させていただきました。
調教ものです。
辛い過去を持つからこそ、人を思いやれ、また強くあれる受と、過酷な環境で育ってきたために、非情な面を持ってはいるけれど、ただそれだけの人ではない攻のお話です。
祥悟は、自身の過去の体験から、異国で頼る者もなく働く外国人労働者たちの心細さなんかがわかるんです。
なので、探偵という看板を掲げていますが、実質、便利屋という祥悟は、彼らの相談に乗ったりしている内に、いつのまにか顔役みたいな存在になっていってたんです。
別に、徒党を組んで何かするってわけではないし、自分たちで名乗ったわけでもないんですけど、いつしか祥悟を中心とする人たちは、『UNION』と呼ばれるようになっていってたんですよ。
けど、その中の数人が、麻薬の売買に関わっていたらしく、警察に捕まってしまったんです。
祥悟には何も関係ないことなのに、そこに警視庁公安部外事課特別捜査官の紀藤がつけ込んできたんです。
紀藤に、祥悟が協力しなければ、『UNION』が組織犯罪に関わっているとして、全員を強制送還すると、有体に言えば、脅迫してきたんです。
そんなことになってしまえば、故郷の家族たちの生活は、過酷なものになってしまうと、むちゃくちゃなことを言っていることがわかっていても、協力するしかなかったんですよね。
それでも、相手の思惑通りに動かされるのはゴメンだと、「便利屋の依頼として、今回の件は受けてやる。どれだけ危険だろうと、構わない。そのかわり、無茶苦茶な強制送還なんかするなよ」って、祥悟は、条件を出すんでよね。
紀藤も「……なるほど、いいだろう。規定の謝礼を払うことにする。」と、受け入れはしましたが、「自分以外は巻き込みたくない、か。何をされても」って、揶揄するんです。
それでも祥悟は、「当然だ」と頷いてみせました。
更に、「命の危険もあるかもしれない」と言う紀藤に、「死ぬというんじゃなければ、やってやる」と、怯むことなく言ってのけたんです。
当然、そこまでして外国人労働者のことを庇う祥悟のことを不思議に思いますよね。
でも、紀藤が不思議がったのはフェイクで、祥悟の過去なんて全て調べ済みですよ。
それを、敢えて言わせようとするのは、恐らく祥悟の古傷を抉ることで、更に自身が優位な立場にいようとしたんじゃないかと思います。
なので、紀藤は、ドSです。
任務を遂行するためならば、犠牲を出しても構わないという上からの命令に嬉々としてましたし、祥悟のことも楽しそうに言葉でイタぶってましたからね。
イラストでは祥悟よりも背は若干高いみたいですが、一目で官僚とわかる怜悧な美貌の持ち主だそうですし、きっと女王様タイプですよね(←願望入ってます ムププ)
なので、そんな紀藤が、逆にイタぶられるとこみたくなりましたよ〜(←恥)
「私のために、どこまでも完璧な武器として働け」と、紀藤に命じられた任務が、地下オークションへの潜入でした。
この地下オークションというのは、主に盗品の美術品を扱っているんですが、普通のオークションと違うところがあって、ひとつひとつの出品物に管理者という人間がつけられるんです。
管理者と体裁は繕ってますが、結局は人身売買ですよね。
捕らえられた祥悟は、男達に体の隅々まで洗われ、首輪に手枷を嵌めさせられた上に、体(下半身)に這わされるように鎖でまで拘束されて、ステージに上げられました。
もちろん、全裸です。
でも、祥悟は耐えるんです。
この屈辱も、紀藤たち警察が踏み込んでくるまでの辛抱だって。
けど、観客の前なのにも関わらず、オークショニアが持つ鞭を体に這わされたり、下半身に回された鎖で刺激されることで、簡単に体を昂ぶらされてしまいました。
そして、このオークションでは、入札した人たちが管理者たちに何がしかのお試しができるみたいなんですよ。
で、50億で入札した男が、ステージに上がってきて、オークショニアから受け取った鞭で、祥悟の体をなぞり始めたんです。
その男は、目元がマスクで隠されていたので、国籍はわからなかったんですが、髪は金茶に近いような感じで、体格も良い人物でした。
そして、威厳というか、身分の高さを感じさせるオーラと、驚くほどの美声の持ち主なんです。
因みに、日本語も凄く堪能です。
男に鞭で胸を弄られ、抑えようと思っていたのに、溜息のような声を漏らしてしまった祥悟は、男に「いい感度だ」って言われてしまうんです。
その言葉で、オークションの前に自身の体を洗った男に『せいぜいヤリ殺されないようにな』と、言われていたことを思い出し、ここに潜り込むことで、自身の目的は果たしたわけだから、これ以上従順に振舞う必要もないと、反発心も露わに男を睨みつけたんです。
命知らずですよね(苦笑)
けれど、それは逆に男を煽ったみたいで、「まだそんな顔をするのか。……本気で、屈服させたくなる」と喉奥で、くくっと、笑われちゃうんです(苦笑)
そして男が、「本来なら、他の客が慶ぶようなサービスをしてやらねばいけないが……」と呟いた瞬間、警察が踏み込んできました。
『これで、助けられる』と、安堵した祥悟でしたが、男の方は違いました。
「警察、か。……これは面白い」「こういうハプニングは大歓迎だ」って、喜んでるんですよ!!
しかも、祥悟の様子に「ずいぶん、嬉しそうな顔をするな。ここの美術品につけられる管理者は、警察に助けを求めることができない立場の者が多いんだが、おまえは違うようだ」と、見透かされてしまい、驚くんです。
その上、「まあいい。行こうか」って、普通に促されたばかりか、抱えあげられ、祥悟はパニックですよ。
反抗しようものなら、遠慮なしに大事な部分握られちゃうし…(苦笑)
けど、結局祥悟は、首輪をグッと引かれ、昏倒させられてしまいました。
意識を取り戻した祥悟は、男に見せられた窓からの光景に愕然とします。
何故なら目の前に広がる光景が、香港だったからなんです。
国内ならともかく、人を極秘裏に海外に連れて行けるだけの力を持っていること、またやってしまう男を、まともな神経をしているとは思えず、祥悟は動揺してしまいました。
それに、どうやって連れてきたのか問う祥悟に「世の中には、そういう検査を受けずにすむ特権というものが存在している」と平然としてましたからね。
祥悟は男のことを、政府関係者?か、外交官か?と思いながらも、「……おまえ何者だ?」と更に問うんです。
けど、それは男の琴線に触れてしまったみたいで、「おまえの主人だ」と返され、窓硝子にガツンと体を押し付けられてしまうんですよ。
で、「主人に対する言葉遣いから、教えなくてはならないようだな。なるほど、悍馬(かんば)だ。しかし、磨きがいがある」と、暗に調教すると言われるんですよね。
当然、「ふざけるな……!」って、反発しますけど、オークションの時に戒められた格好のままだった祥悟は、鎖を引かれて下半身を痛めつけられる形になってしまいました。
それでも、口唇を噛み切ってまで痛みに耐える祥悟を「いい根性だ」と賞賛すると共に、「堕とし甲斐がある」と、男はうっすら笑ったんです!!
うっすらってのが、怖すぎで、楽しいです〜(←オイオイ)
その上男は、傲慢に「主人の名前くらい、教えておいてやろう。私の名前は白 恵鳳。友人に誘われてあのオークションに顔を出したが、思った以上に楽しめたよ」と名乗ったんです。
恵鳳の「楽しめた」という言葉に反応した祥悟に、「警察に踏み込まれ、身柄を押さえられかけたなんて、人生ではじめてだったしな」と、あの身の破滅を招いたかもしれない状況を楽しいと言うんですよね。
そればかりか、「何より、おまえを手に入れた」「屈しない人間をいうのはいい。これから、屈服させることができる楽しみがあるからな」と、あくまでも退屈凌ぎの玩具のように祥悟を扱おうとするんです。
とんでもない男だとわかっても、そんな屈辱に祥悟は甘んじることはできないので、反発しました。
けど、恵鳳に「おまえの意思など、どうでもいい。……意味があるのは、私の意思だけだ」と、鎖でイタぶられながら、体の奥を探られてしまいます。
そうして、祥悟は恵鳳から与えられる痛みと快楽に、自身の体が彼によって変えられていく恐怖を、まざまざと自覚させられることになります。
首輪に、手かせ、乳○クリップ、ペ○スバンドが当たり前のように、常に使われていますので、苦手な方はご注意ください!!
私は、ここまで反発しあってるふたりが、どう変わっていくのかという過程をみるのが好きなので、ふたりのバトルは楽しめました。
自身の身を危険に晒してまで、外国人たちを護ろうとした祥悟の過去とは?
恵鳳は、何者なのか?
そして、屈服させられることを強いられた祥悟は?
〜ツボな脇キャラ〜
紀藤
祥悟が、恵鳳に攫われる原因を作った警視庁公安部外事課特別捜査官です。
怜悧な美貌の持ち主で、めちゃめちゃ好意的に見たら、ふたりのキューピットてことになりますが、実際は、黒い羽と尻尾を持った残念なキューピットです(笑)
紀藤は、目標を完逐するために動くコンピューターみたいな人らしく、またそのためならば手段を選ばないという危ない人なんですよ(笑)
だからこそ、民間人の祥悟をむちゃくちゃな方法で脅して、しかもこんな危ない囮捜査に使えたんですよね。
何が彼をこんな風に歪ませたのか、かなり気になります。
でもって、先述したみたく、こんなに傲慢な人が、鼻っ柱を折られた時、どうするのか?っていうのを見るのもなかなかに楽しいと思うので、是非とも彼を『受』にしたお話を読んでみたいな〜と思っています(←私も十分歪んでます? 笑)
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