?????????i?V?????j【購入済新刊】?????????i?V?????j
                           
 これより過去分、後日購入分は省略。 

〜お届け no name〜

 メルマガを発行することに致しました。
 って、言っても今のところ発刊物情報や最新記事のご案内なんですけどね。
 不定期で、週一回で発行しようと思っています。
 メルマガのタイトル『お届け no name』です。
 相変わらず、ネーミングゼンスがなくて申し訳ないところですがwarai.gif
どうぞ、よろしくお願いいたします。
 登録はコチラからです。

2008年05月04日

【トップシークレットは蜜の香り】
 ふゆの仁子 ill:高座 朗


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タイトル:トップシークレットは蜜の香り
著者:ふゆの仁子
イラスト:高座 朗
発行:角川書店
レーベル:ルビー文庫
発売日:2008/05/01
価格:560円(税込)

*画像clickで拡大画像が見れます。

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〜ひとりごと〜
 大学生×ボディガード

 莫大な財産を残して亡くなった父の遺言で、大学卒業と共に遺産を相続することになった津谷萩朔也(つやはぎさくや)。
 相続も間近になった時、朔也の元に脅迫状が届くようになり、命を狙われるようになった。
 この日も、信号待ちをしていた朔也は、トラックの前に突き飛ばされ、危うく命を落とすところだった。
 病院へと運ばれるも、幸い打撲程度で済んだため、朔也は即退院することに。
 しかし、病院のエントランスで、自身の名を呼ぶ男に出会う。
 亡くなった父にシルエットがそっくりなその男に、一瞬朔也は動揺するが、相手の細かい造作が見えてきたことで、警戒するのだった。
 何故なら、こんな場所で自身の名前を知っている人間など、ロクなものでないからだ。
 だが、蜂巣(はちす)と名乗った男は、「朔也を守るために来た」という。
 自身が依頼したわけではないので、依頼人を尋ねるも口ごもるだけの蜂巣に朔也は、益々警戒する。
 その時、伸びてきた蜂巣の手に手首を掴まれ、地面に引き倒された。
 直後、銃声が響き、蜂巣の体が庇うように覆い被さってきた。
 朔也は、この一瞬に恐怖を感じるより、蜂巣の体温や心音を感じていたのだった。
 しかし、蜂巣が明かした依頼人に、朔也は驚かされる。
 何故なら、依頼人が2年前に亡くなった父・津谷萩孝三だったからで…



 自身の抱える秘密の大きさに、また父への罪悪感から悩み続け、また自身の命が狙われる状況にあっても、ただ怯えるだけではない大学生と、仕事のはずなのに、何故か執着らしきものを見せるボディガードのお話です。


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 朔也の父・孝三は、アメリカで営業収入において10本の指に数えられるインターネットポータルサイト『カメリア・システムズ』の創始者なんですね。
 なので、資産も世界長者番付の上位に名を連ねるほどなんです。
 そんな孝三が、2年前不慮の事故で亡くなったんです。
 そうなると、莫大な資産の行方に世間の注目が集まりますから、マスコミなどにも取り上げられ、かなりの話題になったんです。

 更に、孝三の遺言が、半分は慈善団体に寄付とは別に
 1 相続を開始するのは、朔也の大学の学部卒業後であること。
 2 朔也が資格を取得する期限までの間に、他に相続人が現れた場合には、その者にも法に定められた額を相続させること。
 3 ただし、相続人である朔也が条件を満たす前になんらかの事情により、死亡した場合、すべての財産は顧問弁護士である山菅の指示により慈善団体に寄付することとする

 と、いうものがあったんですね。
 2の方の条件は、隠し子騒動まで持ち上がり、親戚や兄弟がわんさか現れたんですよ。
 もちろん法的、もしくは公的な証拠が必要なので、すぐに偽者ってバレるんですけど、世間から益々注目されることになったんです。


 そして、孝三が亡くなって2年、朔也の卒業が間近になった昨年の年末から、朔也の元に脅迫状が送られてくるようになり、命を狙われるようになりました。

 実は、朔也には、出生の秘密ってやつがあったんです。
 そして、そのことを知った時の朔也は、自身の全てを否定されたような気持ちになったんですよ。
 なので、何かの拍子に喧嘩になった時、そのことを初めて孝三にぶつけたんです。
 その時の父の傷ついた表情を見て、朔也は後悔しました。
 でも、口に出してしまった言葉は取り消せないですからね。
 結局、すぐに言葉の出てこなかった孝三に、帰ってきてから話をしようと言われ、その場でそれ以上話すことはなかったんです。
 けれど、この日孝三は亡くなってしまい、永遠に話をすることはできなくなってしまったんです。

 そうして、朔也は父への罪悪感と、秘密の重さを抱えていたばかりか、命まで狙われることになり、周囲の人たちにはそうとは悟らせませんでしたが、かなりナーバスになってました。


 この日、朔也は何度目かの命の危機に晒されました。
 交差点で信号待ちをしている時、トラックが来たタイミングで突き飛ばされたんです。

 朔也、幼い頃から、何度も誘拐されそうになったりしてたので、護身術を教え込まれてたんですね。
 そうした訓練の賜物で、何とか危機を回避できはしましたが、打撲など怪我をしていたので、病院に運ばれました。
 検査結果に問題もなかったので、すぐに退院しようとした朔也でしたが、孝三が亡くなってからは父親代わりもしてくれていた、田奈(たな)や周囲の人たちからは、危ないので外出せずに家に閉じこもってろみたく言われるんです。
 けど、朔也はそれを断り『難しい局面にあるときこそ、人間の真の姿が現れる。父親は常にそう思っていた。だから今が困難な状況だからこそ、朔也を大学に行かせただろう』と思い、『どうすればこの難局を乗り切れるか』と考えるんです。

 で、さっさと退院することにした昨夜でしたが、病院のエントランスで、見知らぬ男に名前を呼ばれるんです。
 光の加減で、その人物のシルエットしか見えなかったんですけど、それが父にそっくりで、朔也は動揺してしまうんです。
 またね、自身を呼ぶ声さえ、父に似ているような気がしてきたんですよね。
 けど、同様のあまり一歩後ずさったことで、その人物の細かい造作が見えてきて、違う人間だとわかると同時に我に返り、警戒するんですね。

 でもね、その人物の自身を呼ぶ声に『どこか懐かしいような声の響きに心臓を鷲掴みされたような気分を味わう』んですよね。

 『こんな場所で自身の名前を知っている人間など、ロクなものでない』と警戒する朔也でしたが、目の前の人物から逃げる術を見つけられなかったんです。 
 なので、蜂巣と名乗った男に、相続人だと言うなら、『カメリア・システムズ』の顧問弁護士の元へ行けとか、「もしも俺の命を狙おうとしているなら改めたほうがいいです。こんな場所じゃ、無事に逃げおおせるはずがない。それに後五分もしないうちに、知り合いがやってきます」「いくらで雇われたか知らないが、はした金で一生を棒に振る気なら、俺がその分の金を払っても構いませんけれど」と、強気に牽制するんです。
 でも、蜂巣の命を狙うにしては、あまりにも堂々としているところや得体の知れなさ、そして、どこか父を思わせる雰囲気に、怖いと感じさせられてたんです。
 
 蜂巣は、そんな朔也に「俺は朔也を護るために来た」って、言うんです。
 しかも、「俺は朔也を護るように言われて来た」って。
 けれど、朔也は蜂巣の言葉に神経を逆撫でされるんです。
 実は、今日までに何度も、田奈や、父の部下で朔也も長い付き合いの深見に護衛をつけるように言われてたのを断ってるんですよね。
 だから、依頼を受けて来たというのはあり得ないことなんです。

 朔也は、小さい時から何度も誘拐されそうになったりしているでしょう?
 なので、人間不信なところがあるんです。
 その上、秘密のせいで、父にさえ、不信感を持ってしまったので、信じたいとは思っても、親身になってくれる田奈や深見ですら、信じ切れないでいますからね。
 更にそのせいで『許されるなら、自分で自分を殺してしまいたいくらいだ』とまで思ってました。
 そんな朔也に、初対面の蜂巣の言うことを信じろという方が無理な話ですものね。

 それに蜂巣は、誰に頼まれてきたのか訊いても、口ごもる始末。
 業を煮やした朔也は、「言えないんでしょう?当然ですよね。本当は殺すためにきたんですから」「でもだったら余計に、誰に依頼されたのか教えてください。教えてくれたら、大人しく殺されてあげますよ。俺の命になんて、大した価値はないんだからと、まるでヤケになるかのように、言ってしまうんです。

 蜂巣、驚いたでしょうね。
 殺せと言われたんですから。
 で、抱きしめようとしたのか、何なのか「サクヤ……」と、蜂巣は手を伸ばしたんですが、その手を朔也が振り払おうとした瞬間、手首を掴んで引き寄せられ、その理由を問うよりも前に、地面に体を押し付けられたんです。
 そして、「伏せていろ」怒鳴られた瞬間、銃声が聞こえてきました。

 引き倒された朔也の体の上に、蜂巣が庇うように覆いかぶさってきてたんですけど、腕で抱え込まれた頭が胸に押し付けられたので、鼓動が聞こえてきたんですよね。
 蜂巣の鼓動を聞き、また人肌の温もりや匂いに、胸をざわつかせてたんですけど、安全を確認してから立ち上がらせた朔也を、蜂巣は平手で打ったんです。
 それは、朔也が「殺されてあげますよ」と言ったことに対して怒ったからです。

 でもね、朔也だってそんなことは十分すぎるほどわかっていたので、「人間の命は一度失ったら二度と返ってこない。死の本当の恐ろしさがわかっていたら、大人しく殺されてやるなんて言葉を口にできるわかがない」という蜂巣に、『何も知らないくせに』って怒りを爆発させたんです。
 で、「恐ろしさなんて、いやになるぐらい知ってる」「知ってたって、殺されるときには殺される。死ぬときには死ぬ。父さんだってそうだ」「俺は……父さんと話さなくちゃならないことがあった。それなのに父さんは……」って、涙と共に感情を溢れさせたんです。

 実は朔也、孝三の死に疑問を持っていたんですよ。
 孝三が運転する車の前に飛び出してきた猫を避け、電柱にぶつかっての事故死だったらしいんですね。
 けど、朔也は『あれだけ用心深い父に限って、事故を起こすと思えない』って、思ってたんですよ。
 なのに事故と断定された上、またそれを朔也が納得できない内に相続問題や、命を狙われたりで、未消化なままだったんですよね。
 だから、孝三の息子として、精一杯虚勢を張り、平静を装ってきた朔也でしたが、本当はギリギリの精神状態だったです。
 なので、どこか父に似た蜂巣にひっぱたかれ、叱られたことで、それらのものが溢れ出てしまったんですよね。


 けど蜂巣、とんでもないことを言い出したんです。
 朔也が訊ねても言わなかった依頼人が、孝三だと言い出し、その証拠もあると言うんです。


 翌日、田奈や深見と共に待っていた朔也の元に、孝三からの依頼だと証明するための依頼書を持った蜂巣が、『カメリア・システムズ』の顧問弁護士でもある山菅と現れました。
 それぞれの言い分もありましたが、依頼書のサインが孝三のものに間違いないだろうということで、とりあえずは納得しました。
 でも、狙撃までされたこの状況で、蜂巣以外の護衛をすぐに連れてくることができないことと、蜂巣が所属するサイグサセキュリティーの代表、サイグサが孝三の古い知人だからということで、渋々納得したにすぎないんですよね。
 だから、「判断して、駄目だと思ったらクビにしてもいい」と、蜂巣本人に了承を得た朔也は、「二日でクビですよ」と鼻息も荒かったですけど(苦笑)

 蜂巣の「俺は、絶対にクビにはならない」「俺は朔也から片時も離れない」「大学を無事に卒業するその日まで、護り抜いてみせる」「傷ひとつつけることなく、必ず。約束する――俺に朔也を託した、津谷萩孝三氏の言葉に賭けて」と、直接心臓に響く言葉に感じるものがあった朔也は、父と会ったことがあるのか訊ねたんです。
 そして、彼が孝三から直接頼まれたことを知り、また深く頭を下げて頼む氏に、必ず護ると誓ったことを知らされるんですね。、
 その時の話をする蜂巣の浮かび上がる優しい表情に、心臓が心を落ち着かなくなる鼓動を刻んだ朔也は、彼に『懐かしい気持ち』に、そして『ずっと知っているような気持ち』にさせられてしまうんですよね。

 なので、それ以外に理由がないとわかっていて、あえて質問する自身を嫌だと思いながらも「俺が津谷萩の息子だから、護るんですか」と問うてしまうんです。
 けど、蜂巣から返ってきたのは「そうじゃない」「俺の護るべき相手が朔也だから護るんだ。家も名前も関係ない」というものだったんですよね。
 『言い換えれば、仕事だからと言っているに等しい。それでも、朔也には違った響きを持っていた。嬉しいと思ったら、真実に傷つくのは自分だ。それでも今の朔也にとって、これ以上力強い言葉はない』と思えたんです。
 そうは思っても、今日から自宅に蜂巣が泊り込んで警護に当たると聞かされ、文句を言ってましたけど(笑)

 基本的に朔也、人を信用できないでいますからね。
 一緒に暮らすと言われて、かなり動揺してました。
 更に、「心配しなくていい。俺は朔也のことは何でも知っている」と、身長や体重、生年月日だけでなく、父と自身しか知らないようなことまで言う蜂巣に、『どこか父を思い起こさせる声で、朔也の虚勢という皮を一枚ずつ剥がし、中身を晒そうとする』ような気持ちにさせられ、それが自身の言葉を証明するためのものだとわかっていても、追い詰められていくような気分になってしまったんですよ。
 そして、無防備な姿を晒されてしまうような気持ちになった朔也は、訳がわからないぐらいに恥ずかしくて、悔しくて、何も考えられなくなり、蜂巣の言葉を遮って自室に逃げ込んだんです。


 冷静な思考力を取り戻すまで閉じこもった後、お風呂に入るために、部屋を出ようとしたんですが、何かがつっかえて、扉が開かないんですよ。
 つっかかってたのは、蜂巣の体でした(笑)
 彼は、彼なりに自身の『朔也から片時も離れない』って言葉を実行してただけなんですけどね。


 で、浴室までついてきて、朔也がでてくるまでいるっていう蜂巣を出て行かせるために、「俺、恋愛対象は男なんですよ。俺のこと、なんでも知ってるんじゃなかったんですか」「どうせなら、一緒に入りませんか?そうしたら、万が一のとき、すぐに助けられますしね」「さすがに護衛だけのために、そこまではできないでしょうけど」って、服を脱ぎながら挑発したんですよ。
 けど、その言葉で煽られたのは、自分自身だったんですよね。
 蜂巣の表情の変化に驚き、興奮してしまいそうになったんです。
 なので、頭と体を冷やすために、バスルームにひとり飛び込んだ朔也は、水を浴びたりしたんですよ。
 けど、体は冷めるどころか、体の内側で暴れまくってたんですよ。
 しょうがなく、そこに手を伸ばそうとした瞬間、服を脱いだ蜂巣がバスルームに入ってきたんです。
 そして蜂巣は、「誘ったのは君だ」と、動揺する朔也の腰を抱き締めました。

 

 朔也の命を狙っているのは?
 朔也の抱える『秘密』とは?
 煽られたとはいえ、警護対象者の朔也を抱き締めた蜂巣の真意は?
 



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 あれだけ「俺は朔也から片時も離れない」と言い、実行していた蜂巣が、急用と言って朔也から離れた時があったんですよね。
 結局、その急用も明らかになってないですし、合点がいかなかったです。
 蜂巣だったら、例えサイグサから何か言われたとしても、決して朔也から離れないような気がするんですよね。
 なので、そこだけは納得できなかったです。

 朔也は、孝三の死に疑問を持っているでしょう?
 それも解決してないですし、何より、孝三が朔也の護衛を頼んだってことは、莫大な遺産のこともありますが、今回孝三の死のことが明らかになっていないことで、この事件とは別に何か感じていたことがあったんじゃないか?と思ってしまったんですよね。

 後、それまでにも何度も命を狙われていたにも関わらず、孝三の死後、2年も経ってから、蜂巣が来た理由とかね。
 それに、まだ朔也が知らない秘密もありますしね。
 なので、次回作があるんじゃないかと、期待する部分が大きいです。



〜ツボな脇キャラ〜
 サイグサ

 彼について、やっぱり!!って、思うことが書いてあったんですよ。
 なので、そんな彼の切ないお話なんかも読めたら嬉しいな〜と思います。



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posted by 零 at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ふゆの仁子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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