2008年02月12日

【傲慢な闇王の美姫】
 甲山蓮子 ill:タカツキノボル


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タイトル:傲慢な闇王の美姫
著者:甲山蓮子
イラスト:タカツキノボル
発行:海王社
レーベル:ガッシュ文庫
発売日:2008/1/25
価格:570円(税込)

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〜ひとりごと〜
 部下×台湾マフィア・ボス

 語学に堪能で通訳の仕事を探している松原章人(あきと)は、派遣会社から紹介された茶葉など輸入品を扱う台湾の会社の面接に向かう。
 見事面接をパスした章人は、通訳として働くことになった。
 そして、手が空けば伝票や書類の整理をしたり、少しでも茶葉の知識を蓄えようと、一生懸命働き、会長の白 義泰(パイ・イータイ)も、そんな章人を評価してくれていた。
 そんなある日、茶器で指を切った章人を見た白は、なんとその指を口に含み、舐めてきた。
 驚きより、恥ずかしさで硬直する章人と白との間にある微妙な空気を破ったのは、白の秘書・載(ザイ)の来客を告げる声だった。
 そして、客にコーヒーを出すよう指示を受けた章人が、会長室に入った時、再び白によって硬直させられることになった。
 何故なら、白と若い男性が淫らな行為を行っていたからだ。
 慌てて踵を返した章人だが、心中穏やかでいられるはずもなく、心の中で白を『変態』と罵り、『露出プ○イなのかどうかわからないが、俺を強制参加させるな』と憤るのだった。
 早々に辞表を書く決意を固める章人だったが、何事もなかったように振舞う白や、自身に期待してくれている様子にいざとなると足踏みしてしまうのだった。
 だが、そうしてぐずぐずしている内に章人は、スパイの容疑を掛けられることになってしまう。
 しかも、証拠だと突きつけられた事実は、無実である章人を追い詰めていく。
 更に、載が白のことを盟主(モンツー)と呼んだことで、彼が台湾マフィアのボスだということまで知ってしまったのだ。
 しかし、これらのことはある計画に章人を利用しようとした白の策略で、それに気付いた時にはもう既に遅く、彼が経営するという台湾の娼館に連れ込まれていて・・・


 甲山先生、たぶん初めてだったと思います。
 表紙の長袍に惹かれて購入しました(苦笑)

 娼館が出てきたことで、想像がついている方もいらっしゃると思いますが、調教ものです。


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 章人が、25歳になった今就職活動をしているのは、大学を卒業後、自分探しの旅でアジアを放浪し、気に入った台湾で観光ガイドをしながら数年を過ごしたため、すっかり出遅れてしまったからなんです。
 けれど、商社関係のサラリーマンの通訳をした時に、このままでいいのか?と、急に不安になってしまったんですよ。
 なので、現在章人は25歳なんですが、何とか30歳までには正社員として働きたいと、就職活動をしているんです。

 章人が話せるのは、北京語、台湾語、英語だそうです。
 就職先が見つかったと思った途端、条件が正社員から契約社員に変わってしまったことで、蹴ったんですね。
 で、就職が決まらないことで、少しヘコみ気味だった章人は、外資系ならあるという話に飛びついてしまったんですよ。

 で、茶葉など輸入品を扱う台湾の会社の面接を受けて合格をもぎ取りはしたんですけど、外資系でしょう?なので、能力は高く買ってくれるけど、クビを切るのも早いことを知っているので、そんな根を詰めなくても…って、会長の白(パイ)や秘書の載(ザイ)から言われるほど頑張るんですよ。
 でね、1日3回、お茶を淹れるのも章人の仕事のひとつで、お茶のことも一生懸命勉強するんですね。
 白もそんな章人の頑張りを知っていますからね。
 上手く淹れられたって褒めてくれるんですよ。
 人間って、褒められたら嬉しくて頑張ろうって、思いますよね。
 それは章人も例外ではなく、凄くヤル気になってるんですよ(苦笑)
 それに、白が章人のことを名前で呼ぶのも、既にこの会社の一員になったようで嬉しくてしょうがなかったんですよね。

 章人本人は、まだ気付いていませんが、恐らくこの時点で既に、白に恋心を抱いていたようです。
 なんせ、白と個人的に話すと心が浮き立って嬉しいような不思議な感覚がすると言ってますので。

 でもね、ひとつだけ章人は違和感を覚えていたんです。
 まだ、仮採用なので、大した仕事もなくて、会長室の隣にある大部屋で待機ってことが、よくあったんですよ。
 その時にね、仕事している人もいるんですけど、雑談をしている人が多いことに首を傾げるんです。
 しかも、話している内容が、賭けマージャンや競馬といった賭け事の話とかなんですよ。
 一日中そこにいるわけじゃないから、きちんと仕事をしている時もあるんだろうって、自分を納得させてましたが、彼らが白の直属の部下なだけに、白や載の持つ雰囲気との違いが目に付いたようでした。


 そうして、順調に仕事をこなしていた章人ですが、白の客にお茶を出すべく、会長室へと向かったんですが、中からどなり声が聞こえ、入るに入れなくなってしまったんですよ。
 しかも、中から出てきた客が勢いよく扉を開いたため、持っていた盆を落としてしまったばかりか、割れた茶器で指を怪我してしまったんですね。
 で、章人が怪我をしたのを見た白に、指を口に含まれてしまったんですよ。
 驚いて、指を引き抜こうにも、今度は指を噛んできて、硬直する章人の反応をみながら、傷口をまで舐めてきたんです。
 そんな驚きよりも恥ずかしさで硬直する章人と白との間にできた空気を破ったのは、載でした。
 白に新たな来客を伝えにきたんですよ。

 でね、またまたお茶を出す係に任命された章人は、今度もまた硬直する出来事に遭遇してしまうんです。
 ノックしても返事がないので、聞こえないのかと扉を開けたら、林という客が白の足元に跪き、彼のナニをナニしている最中だったんですよね(笑)
 白と目が合ってしまったので、とりあえず「……あの、コーヒーを……」を言ってみた章人ですが、「見ての通り取り込み中だ。もうしばらくしてからコーヒーを持ってきてくれ」って冷静に返事されちゃった上、行為を中断した林に妖艶に微笑まれちゃって、居たたまれなくなったんでしょうね、部屋から出ました。
 どうしていいのかわからなくなってしまった章人は、指示を仰ぐべく載を探すんですが、彼も見つからないので、大部屋に戻ってきたのですが、そしたら、更にエライことになっていて、隣の会長室から、最中の声が聞こえてくるんですよ。
 で、『これって、形を変えたセクハラじゃないか?』『こんな会社に勤めるのはどうなんだ?』『いくら条件が良くても、上司が変態じゃ』って、辞めようと思うんです。
 『露出プ○イなのかどうかわからないが、俺を強制参加させるな』っていう怒りも湧いてきましたしね。

 白がね、会長室でこんなことをしていたのは、一応ワケがありました。
 あっ、でも職場で致すのは、白の趣味でしたけど…(苦笑)
 白は、台湾マフィアの2大勢力の1つ、白派(バイパン)のボスなんですね。
 で、もうひとつの大陸系組織・龍封(ロンバン)の大幹部が変わってから上手く行かなくなってたんですよね。
 それで、話し合いの時に、大幹部の東(トン)が、林を気に入り、条件のひとつとして、彼を譲って欲しいって言ってきたんですよね。
 白の中では、恋人っていう概念がなく、林も大勢いる愛人のひとりだったので、譲ったっていう経緯があったんですよ。

 なのに、東と別れたって、わざわざ日本にいる白を追いかけてきたのには裏があると思い、彼の好きなようにさせてたんです。
 ただ、章人に現場を見せたのは、ワザとです(苦笑)
 だってね、目の前で痴態を演じる林を見るより、章人が自身に怪我した指を含まれて、痛みを堪えている表情の方にキてましたからね。
 でも、自分自身でも、何故章人に現場を見せるようなことをしたのかの理由は、わかってなかったみたいですけど。

 さて、辞職を決意した章人ですが、いざとなると決心が鈍ってしまいました。
 白や載が褒めてくれ、また大きな仕事を任せてくれるようになってきたので、『別に白が男好きだろうが何だろうが、実質的に自分には害がないだろう』と、辞職するのが惜しくなってきたんですよ。
 まぁ、それだけではないと思いますけどね(苦笑)

 けれど、この時辞めとかなったことを後悔するような出来事が起こります。
 ある日、白からスパイなんじゃ?というようなことを言われるんですよ。
 高品質な茶葉の仕入先というのは、極秘扱いされているんですね、その情報を流しているんじゃないかと疑われるんです。
 その直前まで、しっかり仕事をしてくれていると褒められていただけに、章人は怒りを抑えることができずに、どう潔白を説明しようかと思うんですよね。
 けど、章人を疑っている白が、妙に冷静なことに気付いて、これはわざと相手を怒らせて、反応を見る『圧迫面接』なんじゃないかと思うんです。
 まだ、章人は試験雇用中でしたからね。
 なので、「スパイだと疑われるほど有能だと褒めていただいているのでしたら、光栄です」と返すんですよ。
 それに対して、笑いながら「君は最高だな」という白の返しと、「君と今後のことを話したいから、食事でもどうか」って、誘われたので、章人はてっきり本採用の話かと思ったんですよ。
 それで、白と食事に出かけるんですね。
 けれど、そこで待っていたのは、章人を追い詰める出来事でした。

 食事と言いながら、ホテルのスウィートルームに案内された章人は、いきなり大金を渡され、戸惑うんです。
 で、ワケのわからなかった章人は、白が自身の指を意味ありげに口に含んだこと、そして林とのことがあったので、そのお金が愛人契約を含んだ本採用の報酬だと思うんですよ。
 けれど、それは章人の勘違いで、まだスパイの容疑が晴れたワケではなかったんです。
 そのお金は、章人が情報を売らないようにするためのお金だったんです。
 そのことがわかっていない章人は、「今回の話(愛人契約)はお断りします!」って言っちゃい、激怒した白に命じられた部下に銃を押し付けられ、拘束されてしまいます。

 慌てて仲裁に入った載が、思わずと言った形で言った「盟主(モンツー)。落ち着いてください」という言葉に、章人は驚きます。
 何しろ『盟主』というのは、台湾マフィアのボス、それも大きな組織のボスに使う称号なんですよね、なので章人は自身を落ち着かせるのに、かなりの労力を必要としたほどでした。

 どんなに自身が一般人でスパイではないと、言葉を尽くして説明しようと、信じようとしない白に、章人は、ハッとします。
 『これは白が考えた筋書』だって。
 そして、「初めからそのつもりだったんでしょう。わざと、自分の招待を晒しましたね」と、初めっから、自分の組織に引き込みたかったんだろう?って、白に言うんです。
 でも、白は見抜かれても動じることなく「そうやってまた、私を誘う」「その頭の回転の早さだ。林のようにバカだったら、可愛がっただけで手放してやったのに」と言うんですよ。
 それが合図だったかのように、章人が白の言葉の意味を考える間も、問う間もないまま、薬で意識を奪われてしまい、次に目を覚ました時には、白が経営するという台湾の娼館でした。


 何のために、こんな回りくどいことをしてまで、白が章人を手に入れたかったのかと言うと、龍封の東を手懐けるためです。
 東を消すだけなら、簡単なんですけど、彼の後ろには大陸(中国)の組織がついていますからね、下手をすれば、戦争になっちゃうんですよ。
 恐らくそうなると、白派の方が、部が悪いんでしょうね。
 だから、男好きな東の性質を使おうとしたんです。
 一度、元男娼だった林で失敗してますから、今度は教養があって、素人の章人をと思ったんです。

 そして、台湾に連れて来られた章人の調教が始ります。
 けど、当初、調教師の江(ジャン)に任せるはずだった調教を、白は自身の手で行うと言いだしたんですよ。
 ムフフ 黒ハートですよね(苦笑)


 捕らわれの身となった章人は?
 白が調教を自らの手で行おうとしたのは?
 そして、白派と龍封の抗争の行方は?




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小説xxxxx427作品 コミックxxxxx179作品 UP中


この記事へのコメント
こんばんは。
面白そうなお話ですね♪
甲山先生は1冊しかもっていないのですが、面白いお話だった記憶があります。
そして、893だったような・・・(笑)。
見つけたら買ってみたいと思います(^^)
Posted by まっつん at 2008年02月14日 00:38
 こんにちわ、まっつんさん。

 私は、美味しくいただけましたよ(笑)
 章人がなかなか頭がキレるんですよね。
 なので、白に敵わないながらも従順なだけじゃく、反撃もしているので、私的には結構好みのお話でした ☆^(o≧▽゚)oニパッ

 は〜い、もしまた見かけるようなことがありましたら、チラっとでも見てみてください。

 コメントありがとうございました。
Posted by 零 at 2008年02月14日 16:41
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