タイトル:華と散りぬるを 著者:今泉まさ子 イラスト:朝南かつみ 発行:ワンツーマガジン社 レーベル:アルルノベルス 発売日:2007/11/27 価格:900円(税込) |
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〜ひとりごと〜
大学生(復讐者)×ヤクザ・若頭代行
| 棋士になりたいと思い始めていた高野祐之(たかの ひろゆき)は、不動産業を営む両親からの跡継ぎの話を厭い、一人暮らしを始め、囲碁にのめり込む日々を送っていた。 だが、ある日、突然警察から連絡を受け、両親が自殺したと聞かされる。 自殺の理由は、事業の失敗。 それまで何不自由なく暮らし、家賃も生活費も両親から与えられていた祐之は、事態についていけないでいた。 何もかもを借金の形に取られ、ひとり残された祐之は一人暮らしをしていたマンションに引きこもる。 しかし、家賃滞納の督促状が届いた時、始めて現実を受け入れた。 それは、何も知らないでいた自身に、苦しい状況だったにも関わらず、それまで家賃をきちんと振り込んでいてくれた両親に申し訳なく思ったからだった。 そうして、実家のあった場所へと飛び出した祐之は、碁会所で良く会う市原から、両親に何があったかを聞かされ、怒りを抑えきれなくなる。 両親を死に追い込んだ者たちを「殺してやる」と怨嗟の言葉を吐く祐之に、市原は銃を手に入れられる所として、ヤクザを紹介する。 そして、プライドも意地も貞操も何かも投げ打って銃を手に入れた祐之は、両親の仇、喜祥会籤池組・若頭代行・佐治慶吾(さじ けいご)の元に向かう。 だが、復讐は失敗し、逆に佐治に捕らえられてしまった。 一方、今現在、命を狙われる問題を抱えていなかった佐治は、見るからに堅気な青年に狙われる心当たりがなかったため、また素人のこの青年の背後に、必ずいるであろう人物を吐かせるため拷問する。 だが、一向に口を割らない祐之に、佐治は自らの手で淫らな拷問を加え・・・ |
今泉先生、たぶん初めてです。
朝南先生のえろえろなイラストにキュン死に寸前になってしまい、注文しちゃいました(苦笑)
今、あらすじ読んで、あぁ〜ちゃんと『洗っても消せない男達の欲望の残滓を身に纏い、清廉な体を淫獄に堕とした祐之』って、ちゃんと書いてあったのに〜と、自分で自分を笑ってやりました。
はい、ご推察の通り、祐之、リンカン・3P・4P当たり前、挙句の果てには、SMショーにまで出さされるという、悲惨な目にあってました。
そこまで、詳しく説明(回想)してくれなくても〜と、気が遠くなりかけましたが、斜め読みというか、すっ飛ばして読んだお陰でダメージはそれほど受けりことはありませんでした。
けれど、苦手な方は注意が必要かもしれません(遠い目)
でもね、佐治サイドの人たちが、私好みの良い性格してるんですよ〜。
なので、そういう面では救われたというか、めちゃめちゃ楽しかったです(苦笑)
祐之が大学に入ってから、両親が跡継ぎのことを匂わせてきたんですね。
そこそこ大きな不動産会社の後を継ぐことに恐怖や煩わしさを感じていた祐之は、棋士になりたいと思っていたこともあり、家を飛び出すんです。
けれど、飛び出すと言っても、親が借りてくれたマンションに住み、生活費も何もかもを面倒みてもらってるんですけどね。
そうして、碁会所に入り浸りの生活を送っていたとき、警察から、両親が自殺したって言われるんですよ。
それも、借金苦で。
突然のことに信じられず、呆然とするばかりの祐之は、家賃を滞納したことにより、届いた督促状で、始めて実感がこみ上げてくるんですよ。
何も知らなかった自身に、会社が大変なのに、家賃を払い続けてくれた両親に、申し訳なく思うんですね。
そして、夢遊病のように実家に戻った祐之は、碁会所でよく手合わせをしていた市原という人物に、両親がどんな目に合っていたかということを教えられるんです。
復讐心を滾らせ、「殺してやる」と言い続ける祐之に市原は、相手は、喜祥会籤池組(きしょうかい くじいけくみ)の若頭代行・佐治慶吾という人物で、金のためなら何でもするような男、そして、喜祥会の打ち出の小槌とも言われる佐治の周りには腕の立つ者たちで固められ、本人も相当頭の切れる人物、だから祐之では歯が立たないと諭すんです。
それでも、「殺してやる」という祐之に、銃を手に入れるツテを紹介するんです。
その相手もヤクザで、小松組の組長・小松です。
そして、世間知らずの祐之に小松は、銃は100万とふっかけ、更に即金で払えというんです。
今の祐之に、そんな額が用意できるワケもなく、100万の代償として3ヶ月間、小松たちの慰み者になることを要求するんです。
一旦は逃げようとするんですが、小松に煽られたこと、そして、祐之に正常な判断能力がなかったことからそれを受け入れてしまいます。
その3ヶ月の間は悲惨なもので、小松組の組員全員に陵辱されたり、小松の情夫みたいな扱いで、しかも秘密クラブでSMショーにまで出さされてました。
この辺りは、私にとって苦手なお話なので、どういうことがあったのかを把握する程度に目を通しただけでした。
でも、約束通り、3ヶ月で祐之のことをよく解放したな〜と思いましたよ。
自身の相手をさせるだけでなく、ショーに出してお金も稼がせてたでしょう。
なので。
けど、その裏には小松の小賢しい策略があったんです。
そうして、プライドも意地も貞操も何かも投げ打って銃を手に入れた祐之は、佐治の元に向かいます。
一方、佐治の方ですが、喜祥会籤池組の若頭代行ではありますが、籤池組には組長も若頭もいない状態なので、実質トップです。
けど、無類の男好き(苦笑)
それは、組員たちも皆が知っていることで、最近現れた組事務所近くのコンビニで本を立ち読みしている美青年(祐之)のことは、佐治ばかりか、組員全員が知っていました。
それは、当然、祐之の美貌が際立っていたからということもありますが、佐治の性癖が性癖でしょう。
なので、「ウチの社長(佐治)が好きそうだな・・・」って皆が思ってたんですよ。
笑えるでしょう?
組員全員にそんな風に思われてるなんて、どんだけ節操なしやねんって(笑)
まあ、逆に言えば組員にそう思わせる佐治は、皆に親しみをもたれているということにもなるんでしょうが・・・。
普通なら、頻繁に現れるようになった青年に皆が警戒するとこなんですが、籤池組の組員って全員が鍛錬することを義務付けられているので、相手を見れば力量がわかるんですよ。
ところが、祐之は明らかに堅気、しかも武道の心得もない素人。
なので、皆そんな暢気なことを思ってたんですね(苦笑)
問題の佐治!!
彼には、幼馴染で片腕、秘書的役割をしている北上(きたがみ)という人物がいるんですね。
その北上が、『男遊び』が唯一の欠点、『放っておくと際限なく、片っ端から口説いて歩くに決まってます』と、目を光らせているため、自由に遊ばせて貰えないんですよ。
で、必然的に佐治が相手にするのはせいぜい信用できる筋から買うプロになっちゃうんです。
何だか情けないですよね〜(笑)
その上、「本当に(狙われる)心当たりがないんですね」ってしつこいくらいに北上に聞かれてるし、捕らえた祐之を連れた佐治を見た部下の笹尾にも「まさか……」って絶句されてますし・・・。
この笹尾の「まさか」の後に続く言葉は、『拉致してきたんじゃないでしょうね』って言葉が、声に出して言わないけども「……」に込められてました。
と、いうことで、やっぱり佐治は節操なしです(←オイオイ)
そんな佐治に捕らえられ、拷問のプロとも言える部下の手に掛かっても口を割らない祐之は、痛めつけても吐かない一番厄介なタイプで、「思想か怨念を抱えてるタイプ」だと見破られました。
因みに、祐之を拷問した部下も、佐治がイイように弄んでポイ捨てした挙句、恨んで襲ってきたんじゃないかと疑ってたらしく、拷問する手が緩んでいたみたいですけどね(苦笑)
ですが、部下のひとりが、祐之を完全な裏もののDVDで観たことがあると言い、確認も取ったんです。
そして、裏DVDに出てたのならと、素人の体を客商売に使えるように仕込むことで有名な棹師を呼ぶんです。
その棹師の口から、祐之の名前、そして依頼人の名がハッキリします。
更に詳しい情報を得るために、祐之に自白剤と催淫剤を使うんですが、佐治自ら行うんです。
は〜い、趣味と実益兼ねてます(苦笑)
でもね、祐之の乱れようと慣れた体に、仕込まれた体だってわかってても不愉快になってしまうんです。
祐之の体をここまでにした者たち全てに対する嫉妬ですよね。
佐治って、案外かわいいとこもあるな〜と思いました(苦笑)
でもね、佐治の相手って、ほとんどがプロでしょう。
なので、抱き潰すことはできないので、今までかなり手加減してきたらしいんですよ。
で、床上手で、金銭の絡んだ相手に対しても、優しさを見せる佐治は人気があったんです。
でも、祐之は素人と言っても、一応は刺客。
吐かせるためっていう、大義名分のためかどうかはわかりませんが、抱き潰す勢いでした(笑)
お陰で、薬のせいもあるかもしれませんが、祐之、3日間も眠り続けてましたもの、すんごいですよね〜(←オイオイ感心するところか?)
そして、目覚めた祐之に佐治は、手厚いとも言える世話と看病をするんです。
そのことに戸惑う祐之ですが、佐治は両親の仇、必死に虚勢を張って抵抗を試みるんです。
でもね、小松のところで見たヤクザと、目の前にいる佐治やその舎弟たちの何もかもが違うことに驚くんです。
格が違うって。
更に威圧感を纏っているけれど、佐治の手の優しさに絆されそうになったり、自分の様子を探るためだとわかっていても北上の言葉やお小言は、まるで教師が生徒に説教をするようなもので、両親が亡くなってからの祐之の心の尖った部分を削ってくれるようだったんです。
それに、うわごとで祐之が碁を打ちたいと言っていたと、碁盤なども用意してくれるんですよ。
そのことに絆されそうになった祐之は、佐治は両親の仇と言い聞かせるように碁笥(碁石入れ)を投げつけるんです。
佐治は、祐之が両親の死から何とか立ち直れるようにと思って用意したんでしょうけど、あまりにも激しい拒絶にあってしまい、怒りを露にします。
そうして、祐之を碁石を使って辱めるんです。
でもね、祐之は感じて乱れてしまうんですよ。
一度目の時は、薬を使われていたからしょうがない、でも、今回は薬も使われていないのに、乱れ悦んでしまう自身に屈辱を感じるんです。
そして、『自分の体は二度つくりかえられた。一度目は、海道(棹師)の手で、男に抱かれることに躊躇しない体へ。二度目は、佐治によって、抱かれる喜びを知り、更に求めようとする淫乱な肉体へ。』と変わってしまったことを直視せざるを得なくなってしまいました。
焦燥感に囚われ、『父と母を滅ぼした憎い佐治の愛撫を待つ、淫らな奴隷などなりたくはない』と、佐治の元から逃げようとするんです。
でも、佐治と北上が話しているのを聞いてしまい、父と母の死の真相を知るんです。
父と母の死の真相とは?
祐之は両親の仇を取れるのか?
佐治が祐之の手厚いとも言える世話と看病をするワクは?
〜ツボな脇キャラ〜
北上
十代の頃から佐治とは付き合いがあり、そのころから片腕を自認している側近です。
見た目は、インテリ系の優男でヤクザには見えないそうなんですよ。
けど、腕っ節は相当のもので、祐之が襲ってきたときも、北上は一撃で落としてました。
そして北上の性格を現してるエピソードがあって、15〜16歳の時には見てくれにだまされた男たちをのして歩くのが好きだったっていうんですよ。
真性の性悪ですよね(ニヤリ)
今でも、その性悪ぶりは健在(←オイオイ)で、若頭代行の佐治にも言いたい放題で、ほんとに楽しい人でした!!
あっ、そうそう、北上は、誰に対しても敬語で、しかも眼鏡くんですよ〜(笑)
リン
秘密クラブのオーナーです。
彼の素性を知ったら、皆さんも驚かれるし、楽しくなってくると思いますよ。
彼も言葉使いが敬語です。
でもって、淡々とエロいこと言うところが、すんごく好みでした〜(笑)
残念ながら、イラストを見ることは出来なかったんですが、祐之曰く、『細面で秀麗な目鼻立ちをしており、物腰に気品があって、仕草に優雅さを感じさせるせいか、どことなく貴族的な雰囲気を漂わせている』んですって。
でも、佐治に言わせると『やり手なのは認めるが、ネーミングセンスだけはどうにも頂けない』んだそうです(苦笑)
確かに、筋骨隆々の2人に金と銀のペ○スサックをつけさせて、源氏名を金閣、銀閣って名乗らせてますからね〜。
それは、ちょっと・・・ですよね(笑)
笹尾
佐治の部下で、地位的には北上の次くらいにいる人だと思います。
この人も北上ほど、あからさまじゃないですけど、昏倒した祐之を佐治が連れてきた時には、「まさか……」って、疑いの目で見てますし、なかなかの人ですよね。
出番が少なかったので、あんまり語れることはないのですが、天然わんこって感じの雰囲気を持った人で気になりました。
こんな感じで、なかなかに性悪な人が揃ってるので、この人たちをメインにリンク作でないかな〜と涎出そうでした(苦笑)
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