2007年04月11日

【理不尽な熱情】  洸 ill:小山田あみ


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タイトル:理不尽な熱情
著者:
イラスト:小山田あみ
発行:雄飛
レーベル:i novels
発売日:2007/4/5
価格:893円(税込)

*画像clickで拡大画像が見れます。

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〜STORY〜
あんたの身体は麻薬だ
ルポライターの矢上は、父の無実を証明するため父が殺したとされる被害者の息子・浅倉に取材と称して近づいた。彼に正体がバレ、首を突っ込むなと脅されながらも調べを進める矢上。だが、見知らぬ男たちからの脅迫、拉致と身辺が騒がしくなり、浅倉が真犯人ではないかと疑い始める。その一方で怜悧な瞳の奥に熱情を潜ませた男に、惹かれてしまう感情を抑えることができず……。

〜ひとりごと〜
 ルポライター×輸入会社・専務
 敵対関係

 アメリカでルポライターをしている矢上達之(やがみ たつゆき)の書いたドキュメンタリー本がベストセラーとなり、日本の出版社からの依頼で10年ぶりに帰国した。
 矢上はアメリカに在住している叔父夫婦に育てられたのだが、それは彼の両親が亡くなったからだ。
 しかし、亡くなった原因は仕事の取引先・浅倉コーポレーションの社長と母の不倫に逆上した父が2人を殺害した後、焼身自殺したとされているものだった。
 “されている”というのは、そのことに矢上が疑問を持っているからだ。
 当時中学生だった矢上には、受け止められない事実だったが、10年たった今なら例えそれが真実だとしても受け止めることができる筈、と父が起こした事件の真相を確かめるために日本の出版社の依頼を受けたのだった。
 ところがどんな偶然なのか、矢上が取材することになっている相手は、父が殺したとされている浅倉コーポレーション社長の息子・浅倉誠吾(せいご)だった。
 小さな輸入会社を急成長させた人物で、こざっぱりした青年実業家を想像していた矢上は、本人を目の前にし思わず動きを止めてしまうほど驚いた。
 何故なら実際会った第一印象は、映画でみた『海賊』のイメージそのままだったからだ。
 驚きをやり過ごし何とか一通りの挨拶を済ませ、矢上は10年前の事件のことを彼にぶつける。
 その途端、浅倉は態度を一変させた。
 落ちついたビジネスマンから、荒くれた海賊の顔に。
 そんな浅倉の「父の死については、一切触れないでもらおう。ひとことでも触れれば、この話は終わりだ」という言葉にこの場では引かざるを得なかった矢上だが、彼の隠された野性にぞくぞくさせられてしまう。
 独自に事件の調査を始めた矢上は、ある日暴力になれたであろう男たちに白昼堂々拉致されてしまい・・・



 殺人事件の被害者家族と加害者家族のお話です。

 洸先生、リベンジです。
 というか、前回読んだ作品では、お話自体は面白かったのにあまり萌えられなかったんですね。
 けれどそのことをすっかり忘れて購入してしまいました。(オイオイ)
 手元に届いてから気づいたのですが、後の祭り。
 それでも折角購入したのだからと、ドキドキしながらページを捲りました。
 ふふ・・・ページを捲るまでの杞憂はどこへやら、リベンジ成功!!
 今回は、文章にも違和感はありませんでしたし、艶っぽいシーンはちゃんと艶っぽかったですよ。(苦笑)

 ではでは、中身の方にいきたいと思います。

 矢上は、父がおちょこ一杯のお酒で眠ってしまうほどの下戸だったことや両親の仲が良かったことから、母の不倫や父が母と不倫相手を殺害後、大量のお酒を飲んで焼身自殺をしたということが、どうしても信じられないんです。
 で、今回の帰国も気持ちの整理をつける良い機会だと仕事を請けるんです。
 しかし、事件後すぐ渡米した矢上と違い、被害者でありながらマスコミの標的にされてしまった浅倉の方は大変だったようです。
 やっとのことで静寂を手に入れたにも関わらず、また矢上にひっかき回されそうになるんですもの。
 警戒するのも当たり前ですよね。
 その上、矢上はルポライター、事件のことを書かれることで再び注目され、あることないこと書かれるのは二度とごめんですよね。

 矢上は、この10年アメリカにいる叔父の元で暮らしてきましたが、事件当時心に受けた傷も大きかったんですよ。
 けれど、皆の前で泣くことは意地でもできなくて、葬儀後隠れて泣いてたんです。
 その時、大学生風の青年に掛けられた言葉「今は泣いてもいい。だが明日からは、涙を見せるな。くだらない連中のいうことなんかに負けるんじゃない。」と言われ、そのことに心救われ、辛い時には思い出していました。
 そして自らがマスコミの世界に入ることでマスコミのあり方を学びたいと思うほど立ち直ったんです。

 一方、浅倉の方は叔父の援助はあったみたいなんですが、傷心の母の面倒を見ながら、働いて働いて大学を卒業し、浅倉コーポレーションに入るんです。
 そしてそこで実力を開花させ、会社を急成長させます。

 私には、矢上の言う浅倉の印象「海賊」というイメージから、どうしても、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジョニー・デップが出てきてしまい、ぐちゃぐちゃになってしまってたんですが、当然ここでのイメージは彼ではないそうです。(当たり前か…クスン)
 『ただの美形というには鋭く危険な雰囲気がありすぎる。髪は少々長めに伸ばされていて、野性的なたくましさを強調していた。現れた男のイメージは、映画で見た「海賊」だった』というところや『クールな外見は表の顔だ。たぶん、彼は恐ろしく気性が激しい。自らの強い意志によって抑えられている野生』からきているようです。
 こんなこと書いたら、『海賊』という文字を見るたび皆さんの頭にもジョニー・デップが出てきちゃいますよね。
 ごめんなさいです〜。(汗)

 話を戻しますね。
 矢上が10年前の事件を調べ始めた途端、きな臭くなってきます。
 拉致され、薬を打たれたあげく、AVを作られそうになったりするんです。
 そして浅倉の強い調子での言葉を思い出し、矢上は彼を疑ってしまうんです。
 けれど例え矢上が加害者の息子であろうと、困っているのを放っておけないという浅倉の公平な優しさに、惹かれる気持ちを抑えきれなくなっていきます。


 事件の真相は?
 矢上を襲った者たちの正体は?
 そして、矢上と浅倉は?



〜ツボな脇キャラ〜
 渡部洋一

 浅倉の学生時代からの友人で、仕事でも付き合いのある人物です。
 本業は、マーケティング・リサーチなんですが、調べるということに関して彼は特化したものがあるようで、浅倉の力になっています。
 雰囲気のある人で気になりました〜。


〜小冊子〜
 『理不尽な嫉妬』

 後日談で、偶然に空港で鉢合わせした矢上と浅倉。
 互いに同伴者がいて・・・

 というお話でした。



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posted by 零 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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