2006年12月24日

華園を遠く離れて


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タイトル:華園を遠く離れて
      (遊郭シリーズ 5)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2006/12/19
価格:560円(税込)

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〜STORY〜
遊郭から旅立った色子達[綺蝶・蜻蛉・忍・椿・蕗苳]の甘い生活とは?
売春防止法が廃止され、一等赤線地区として復活した吉原の男の廓・花降楼。見世で妍を競った蕗苳、綺蝶、蜻蛉、忍、椿たち五人は、やがて切っても切れない絆で結ばれた伴侶とともに遊里を後にした。奈落から昇りつめた彼らの、その後の暮らしとは?蜜のように甘く濃厚な愛慾の日々を描ききる、大人気・花降楼シリーズ第五弾!!

〜ひとりごと〜

 =恋路 <旺一郎×蕗苳 編>=
  幼馴染の旺一郎に身請けされた蕗苳は、実家の旅館長妻を再建させるため、そして旺一郎の大学の学費を稼ぐために安アパートに住み2人で必死に働いた。
  そうして、旺一郎は大学に戻り、長妻旅館のオープンの日をようやく迎え・・・。

 =弄花 <蘇武×忍 ・ 御門×椿 編>=
  『貴晃(たかあき)様に、少しでも温かく暮らしてもらえるように』と、昔からいるお手伝いに料理を習い、取れたボタンをつけるなど繕いものをし一生懸命蘇武に尽くす忍。
  けれど、蘇武が色子を身請けしたことが気に入らない蘇武の伯母は、忍に対して当たりがきつかった。
  その日も休日出勤で蘇部が出かけた後、伯母から電話があり蘇部が見合いをすると言う。今までにも何度も見合いを持ってきてはいたのだが、蘇武が相手にしなかった。しかし、今度は「写真を見て気に入ったみたいだ」と上機嫌で忍に告げてくる。
  蘇武を信じたいと思う半面、自分に自信のない忍は不安になっていた。
  そこへ、忍を訪ねて椿が現れ・・・。

  椿は、御門の誕生日を祝おうと「今日は早く帰ってきてね」と早い帰宅を促し、準備に余念もなかった。
  なのに御門が帰ってきたのは日付も変わる頃、しかも自分の店とはいえ、銀座のホステスに誕生日を祝ってもらい香水と酒の匂いをさせて帰ってきた。
  すっかり、拗ねてしまった椿は、「実家に帰らせていただきます」と飛び出すが・・・。

 =溺愛 <綺蝶×蜻蛉 編>=
  綺蝶が蜻蛉を身請けしてから半年、蜜月を過ごしていた二人だったが、蜻蛉は未だに短髪になった綺蝶になれることが出来なかった。
  そして、互いが互いの過去にも嫉妬してしまっていた。
  そんな時、綺蝶の水揚げの時からの客で綺蝶の従兄弟でもある東院(とういん)が、訪ねてきた。
  東院が来ただけでも気分が悪いのに、綺蝶のいない隙に散々不安を煽られ、蜻蛉は考えこんでしまい・・・。


 “恋路 <旺一郎×蕗苳 編>”
  兄に裏切られ、『花降楼』に売られて辛い思いもしたけれど、お客さんとの関係においてのことだけをとると五人出てきた色子の中ではやっぱり蕗苳が一番ラッキーだったんじゃないかなぁと思います。(笑)
  そして、旺一郎が旅館を買い戻してくれていたけれど、それだけみたいだったのでどうなるのかなぁと思っていたので、とにかくオープンまでこぎつけることが出来て良かったなぁと。
  旺一郎が東京の医大に通っているので、いつでも一緒にいられるわけではないけれど、とりあえず安心することが出来ました。
  まだまだオープンにこぎつけただけなので、今回のような事件は起こるだろうし、蕗苳が言うように兄が帰ってきたらというのもあるだろうけど、その時には蕗苳も成長しているだろうし、旺一郎も今度は権力も手に入れている筈だからきっと大丈夫でしょう。(笑)
  でも、兄が帰って来た時のエピソードも読んでみたいなぁと思ってます。(笑)

 “弄花 <蘇武×忍・御門×椿 編>”
  いやいや、さすが椿というべきでしょうか、娑婆に出てきても皆を巻き込んで騒動を起こしてくれてますね〜。(笑)
  けれど、椿にはこの位元気でいて欲しいですね。御門もそれを受け止める器量も持っていますしね。(笑)

  もう、忍のことは駄目ですね〜。彼が泣くとこっちまで貰い泣きしてしまいますよ。(笑)
  相変わらず、控えめで蘇部のために一生懸命つくしてるんです。
  そして、控えめ故に今度は本当に苛められるんですよね〜。(笑)
  忍は、親に捨てられているので、いらない人間だと思われるのが最も恐ろしいんですよ。
  だから、蘇武を信じてはいるんですけど、平凡な自分は捨てられてもしょうがないと恐ろしくて恐ろしくてしょうがないんです。
  あぁ、また忍の話になると長くなってしまいますね。(笑)

 “溺愛 <綺蝶×蜻蛉 編>”
  綺蝶に身請けされて、半年まだまだ新婚さんの二人なんですが、東院が意地悪するんですね。
  それは、東院にとって蜻蛉は『何だか苛めたくなる』というからかい程度なんですが、それでなくても良く思っていない東院からそんなことを言われた蜻蛉は内心落ち込んじゃうんですよ。
  けれど、そのお陰(?)で蜻蛉のかわいい決心が読めて楽しかったですけどね。(笑)

 短編集なので、さすがに物足りなさ感は否めないです。 もう少し読みたいと欲が出てきちゃうんですよね。
 けれど、その後を気になっていた身としては彼らの娑婆での生活(笑)が覗けて楽しかったです。

〜ツボな脇キャラ〜
 東院

 綺蝶の水揚げの時からの客。
 このままじゃ、蜻蛉の身が持たないので是非とも彼にも良い人をお願いしたいと思います。(笑)



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posted by 零 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴木あみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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