2006年12月21日

愛で痴れる夜の純情


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タイトル:愛で痴れる夜の純情
      (遊郭シリーズ 2)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2004/10/16
価格:540円(税込)

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〜STORY〜
売春が公認化されて十数年経ち、遊里としての姿を取り戻した吉原。蜻蛉と綺蝶は、男の遊廓である花降楼で双璧と謳われている傾城だ。だが気位が高く「お姫様」とさえ称される蜻蛉と、彼とは正反対に気さくな綺蝶は犬猿の仲とまで言われていた。しかし、そんなふたりも花降楼に来たばかりの頃は夜具部屋を隠れ家に毎日逢瀬を繰り返すほど仲が良かったのである。ふたりの関係はいったい…?花降楼を舞台とするシリーズ第2弾。

〜ひとりごと〜
 傾城×傾城

 裕福な家庭に育ったが、家の対面を守るため祖母から疎まれいた尚(しょう)は、男専門の郭だが、吉原でも指折りの高級娼館『花降楼』に12歳で売られてしまった。
 そうして尚は、蜻蛉と名付けられ、『花降楼』の禿(かむろ)になるのだが、そこで同じ禿の綺蝶(きちょう)に、出逢った時からからかわれ続けていた。
 腹も立つけれど、ガラス玉みたいな茶色い瞳と染めたわけでもないのに茶色の髪にふとした瞬間見とれてしまっていた。
 いつしか、いつも2人でいる程仲良くなったのだが、綺蝶が水揚げされた頃からその関係は変わってしまった。
 それは、2人が『花降楼』の傾城を争うようになっても変わらず、犬猿の仲と言われるようになってしまっていた。
 お互いを意識しながらも、仲を修復できずにいたある日、蜻蛉が襲われて・・・。

 『君も知らない邪恋の果てに』に続く、遊郭シリーズ第2弾です。

 大変人気のあった二人だそうですが、前作の時にもお話したのと同様、内容が内容だけに重い気持ちで読み始めました。
 遊郭のお話ですし傾城なので、どうしても避けられないであろうお客さんと体を交わすシーンがね。どうしても気が重くて・・・。
 やっぱり、そういうシーンも出てきます。けれど、ホントにチラッとだけだったのと、必ずフォローもありましたし、2人の性格からでしょうね、思った程、辛くならなかったので助かりました。(苦笑)
 今の立場から、どうにも出来ないジレンマとすれ違ってしまった想い、子供の頃の2人が仲が良ければ良い程、せつなくなりました。
 綺蝶の水揚げの時の蜻蛉は、読んでいてとても辛かったです。
 逆に綺蝶が蜻蛉にしたことには、「でかした!!綺蝶」と大変なことなのに喜んでしまいましたけどね。(笑)
 花降楼の屋根に登って2人でした約束
 口を聞かなくなってしまってからでも、その約束を心の支えに蜻蛉は頑張るんですよね。
 子供だったから出来た約束で、叶えられないであろう約束だとわかっていてもなんです。
 『お姫さま』と一見澄ましていてお高くとまっている蜻蛉なんですけど、この子供の頃のエピソードを読むと彼の本質がホントは不器用なだけだということもわかってかわいさ倍増でした。(笑)
 逆に綺蝶は、誰とでもすぐに仲良くなれるような明るい性格なんですけど、彼の生い立ちはとても過酷なものなんです。『花降楼』を天国と言える程。
 そして、綺蝶には蜻蛉と犬猿の仲と言われるようになった本当の原因がわかっていないので、どうしていいのかわかなくて嫌味のようなことをからかうようにしか言えなくなってるんです。
 その状況が、蜻蛉が襲われたことで、少しの変化をもたらすんです。
 蜻蛉がね、かわいくってにまにましてしまいます。(笑)


 2人がすれ違ってしまう要因となった出来事とは?
 2人でした約束とは?
 蜻蛉を襲った犯人の目的は?
 傾城を争う2人の未来は?


〜ツボな脇キャラ〜
 鷹村(たかむら)

 『花降楼』の遣り手(廓のさまざまな実務を取り仕切り、色子や禿たちの世話や教育をする者)。
 蜻蛉と綺蝶が、いずれ傾城をはるようになるだろうというのもあるんでしょうけど、2人が夜具部屋で話をしたりしているのを見てみぬふりをしたり、かなりの目こぼしをしていたらしいです。
 最大のミスも保身の為もあったかもしれないけれど、見逃したのは「なかなかやるな〜。」と関心しました。
 座敷楼のシーンも。これは、鷹村が蜻蛉と綺蝶の背中を押したんじゃないかな〜と密かに思っていたりします。(笑)



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小説xxxxx224作品 コミックxxxxx104作品 UP中




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タイトル:愛で痴れる夜の純情
原作:鈴木あみ
発売元:フィフスアベニュー
発売日:2006/12/22
価格:3,000円(税込)
〜キャスト〜
蜻蛉:緑川 光
綺蝶:平川大輔
鷹村:遠近孝一
東院:川原慶久
岩崎:谷山紀章
玉芙蓉:遊佐浩二
楼主:成田 剣

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posted by 零 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴木あみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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