2006年12月19日

君も知らない邪恋の果てに


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タイトル:君も知らない邪恋の果てに
      (遊郭シリーズ 1)

著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2004/06/18
価格:540円(税込)

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〜STORY〜
売春が公認化されて数年。中学を卒業した長妻蕗苳は、兄に命じられ、借金返済のために吉原の男の廓・花降楼へ売られていくことになった。そんな蕗苳が吉原へ発つ前日。憧れていた伊神旺一郎に告白され、ふたりは駆け落ちをするが、兄に邪魔されてしまう。そして月日が流れ、蕗苳の水揚げが決まったある日、花降楼に旺一郎がやってきて蕗苳を水揚げするが、指一本ふれず…。はたしてふたりの恋の行方は。

〜ひとりごと〜
 老舗旅館・次男×使用人の息子
 幼馴染 下克上

 売春が公認された現代。
 兄の放蕩で傾いた旅館の借金返済の為、長妻蕗苳(ながつま ふき)は吉原に売られてしまった。
 嫌がる蕗苳に「親父の生命保険で借金を返す」暗に父を殺すと言って脅す兄。
 諦めるしかなかった蕗苳を、吉原に売られる前日の夜、子供の頃から憧れ続けた伊神旺一郎(いかみ おういちろう)が、迎えに来てくれた。「俺と逃げてくれ」と。
 父のことを思い躊躇しながらも、旺一郎に告白され駆け落ちした蕗苳だったが、兄にまたもや脅されてしまった。
 「旺一郎の将来をめちゃくちゃにする気か?」と。
 幼い頃に母親が亡くなり、医者になることを目指していた旺一郎は、最高峰の大学の医学部に受かったばかりだったのだ。
 自分のせいで彼の未来を潰すわけにはいかないと、旺一郎に酷い言葉をぶつけ戻ることを告げる蕗苳。
 そうして、遊郭『花降楼』(はなふりろう)という男専門の郭だが、吉原でも指折りの高級娼館に売られた。
 それから2年後、18歳になり客を取れる年になった蕗苳の水揚げが決まった頃、花の宴(客を招いた花見)に旺一郎が姿を見せる。
 逢えた喜びに瞳を潤ませる蕗苳に、旺一郎は蔑んだ眼差しを向け侮辱したのだった。
 数日後、旺一郎は、傾城(けいせい/花魁)の客として現れた。
 このことは、蕗苳に激しい衝撃を与え、色子に二股をかけることの許されない客は、今後一切、旺一郎が自分を買うことはないのだと涙に暮れる日々を過ごすことになってしまう。
 そうして水揚げの日が訪れ、蕗苳は水揚げ客・山藤の元に向かう。


 望む、望まざるを得ず、uke.gifが、多数と関係を持つというお話が苦手の私は、購入しながらもその内容故、ずっと本棚の奥にしまい、見ないふりを続けてきました。しかしシリーズは買い続けてました。(『だったら何で買ってたんだ!』というツッコミはナシでお願いします。笑)
 ですが、今月またシリーズの新作も出ることだしと思い切って読むことにしました。(笑)

 蕗苳の兄・浩継には、腸が煮えくり返りました。
 蕗苳も言ってますけど、そんな狡猾さがあるのなら、何故、旅館経営に活かさなかったんだともう暴れたくなりましたよ〜。

 蕗苳と旺一郎が出逢ったのは、蕗苳が9歳、旺一郎12歳の時なんです。
 蕗苳は、一目で旺一郎を気に入って、でもその感情の示し方がわからなくて、試すようにわがままばかり言ってしまうんです。
 子供らしいかわいさなんですけど、そのことで旺一郎から嫌われていると思っているんです。けれど、告白されたばかりか「俺と逃げてくれ」と言われるんで、初めは戸惑うんですね。
 そのお昼間にも、旺一郎の姿を見れ少しだけ話でができ、この先はもう逢えないかもしれないからとそれだけのことに喜びを感じていただけに蕗苳は、喜びも大きく駆け落ちを決心するんです。
 けれど、兄に脅され、父親のため、旺一郎の未来のために泣く泣く色子になることを決断するんですよね。
 ついつい、憎まれ口を叩いたりしちゃうんですが、基本的にはすごくけなげでかわいい子なんです。
 そうじゃなかったら、今の時代、納得ずくで身売りする子なんて、そうそういないですもんね。
 なんせ、1度は逃げ切ってるわけですから・・・。

 旺一郎も自分の夢を捨ててまで、駆け落ちしようと覚悟したんですから、けなげですよね。
 でも、蕗苳から酷い言葉を浴びせられ、変わってしまうんです。
 20歳やそこらで、吉原でも指折りの高級娼館に来れるまでの財力と人脈を築いたんですから、当然、大学も行かず何かしらの方法で稼いだんですよね。
 それは、並大抵のことではない筈ですよね。

 水揚げされた蕗苳は?
 旺一郎が『花降楼』に通うわけは?
 旺一郎の財力と人脈の源は?


〜悪魔の囁き〜

 「あんまし大森組を甘くみないほうがいいぜ。逃げ切れると思ってるんだろうが、あそこは全国組織だ。ちょっと目立つことでもしたら、すぐ見つかっちまう。息を潜めてこそこそくらさねーとな。最高峰とも言われる大学の医学部まで受かった旺一郎に、おまえそういう暮らしさせるわけ?それになにより、見つかったが最後、旺一郎は殺されるぜ?
  大金のかかった大事な商品のおまえを盗んでにげたうえに、組の若いの何人も病院送りにしたんだからな。勿論旺一郎の親父もただじゃ済まねえ。旺一郎の親父、うちの親父、そして旺一郎……と、三人も殺しておまえ平気なのか?俺だってそういう皆殺しみてぇのは好きじゃねーけど、うちに来てる借金取りの奴ら、俺にだって抑えられやしねーんだからな」



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小説xxxxx223作品 コミックxxxxx104作品 UP中



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タイトル:君も知らない邪恋の果てに
原作:鈴木あみ
発売元:フィフスアベニュー
発売日:2006/6/23
価格:3,000円
〜キャスト〜
長妻蕗苳:下野 紘
伊神旺一郎:大川 透
蜻蛉:緑川 光
綺蝶:平川大輔
山藤:浜田賢二
楼主:成田 剣
浩継:田中一成
花梨:佐藤雄大

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posted by 零 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴木あみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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