2006年09月26日

観賞用愛人


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タイトル:観賞用愛人
著者:高遠琉加
イラスト:北畠あけ乃
発行:大洋図書
レーベル:SHYノベルズ
発売日:2006/9/25
価格:SHYノベルズ円(税込)

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〜STORY〜
自分は鎖でピアノに繋がれている。犬のように。
全部が彼の目に鑑札されて、彼の所有物になる。
その目が乱れるところが見たい。
私ただ、君が私の手の中にいるのを見ていたいだけなんだよ。

ある朝目覚めると、大学生の加藤瑛は雪深い別荘に閉じ込められていた。そして、端整な美貌の持ち主である大学助教授・音無悠一がじっと瑛を眺めていた。自分はこの男に囚われているのか? どこからだ? どこから狂った? 振り回していたのは自分のはずだったのに── 混乱する瑛だったが!? 
冷ややかで、そのくせ熱を孕んだ瞳。繊細な指。
溺れるほどの独占欲。熱く、静謐な愛の形が、ここに……

〜ひとりごと〜
 遊び人の大学生×植物学科助教授
 年の差

 初めは、周囲と混ざりきらない素材の違和感、真夜中の青のような瞳、そして頬に走る似合わない傷跡に、興味を覚えた。
 バー、ブラインド・アリーで、同じく客として来ていた音無悠一(おとなし ゆういち)のスーツを、アクシデントで汚してしまった加藤 瑛(えい)は、悠一が、ブラインド・アリーに預けたジャケットを取りに来るのを毎夜待っていた。
 初めて会った日に、悠一が、ブラインド・アリーにあるピアノを弾いた。そのピアノをもう一度聴きたいという瑛に、ピアノを弾くのは「嫌なことがあった時だけ」と返す。そんな悠一に瑛は、キスし、「これで、嫌な気分になっただろう?」と挑発する。
 それから、瑛は、悠一の自宅まで押しかけるようになる。そして、何をしても何を言っても表情を変えない悠一に瑛は、この男の感情を動かせてみたいと半ば意地のように挑発し続ける。
 クリスマス・イブの夜、とうとうそれに成功し、その悠一の顔を見た瑛は、無意識に喉を鳴らした。この挑発が、自分の運命を変えることになるとも知らずに・・・。

 “観賞用愛人”、タイトルに魅かれて購入しました。
 何をするんだ、と気になりませんか?この凄いタイトル。(苦笑)
 けれど、それは、そういう類のお話ではなく。何て言えばいいのか、上手い言葉が見つからないのですが、心理小説というか、そんな感じでした。

 雪深い山中の別荘に鎖で拘束され、監禁されてしまった、瑛の「目的はなんだ」の問いに「特にない」「君はただ、ここにいればいいんだ。おとなしくしていれば危害は加えない」って、そんなこといわれてもさすがに「はいそうですか」とは、言えないですよね。逆に、学者だけに「生態観察」とか、「体」とか言われた方がまだ、マシ。こんなことされた時点で、何を言われても怖いけど、「特に目的はない」って言われて、時折、じ〜っと見られてるなんて、怖い、怖過ぎます。
 けれど、こんな暴挙に出た悠一は、多感な時期に心に傷を付けられてしまった経緯があるんです。それは、顔の傷にも関係してきます。
 それは、あまりにも耐えがたく、心をも蝕んでいくようなものでした。だから、現在のように人に対して希薄になり、感情の起伏も乏しくなってしまったんでしょうね。その時の悠一への対処を間違えなければ、更に傷つくこともなかったんでしょうが、それさえ違う方向に持っていかれてしまったので、更に追い詰められてしまったようです。
 そんな、悠一が、瑛と出会うことで、雪の中のモノクロの世界から、少しずつ色を取り戻していきます。

 瑛は、この監禁から、逃れることが出来るのか?
 悠一は、縛られた心に色を取り戻すことが、出来るのか?

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